【BFV】航空機解説大全(初心者向け)
BFV航空機解説
この記事は初心者を中心に「BFVで航空機何に乗ればいいんだろう?」「これに乗るときはどう立ち回ればいいんだろう?」という疑問の手助けになるかもしれないものだ。航空機の機種ごとの特性や立ち回りについて解説していくものなので、ある程度のセオリーや理論を把握している自称エースパイロットの方は読む必要はないと思う。※新パッチや新航空機の更新のたびに随時更新する予定
また、航空機に乗りたい人のみならず、航空機を落としたい人、航空機の標的になりたくない人など歩兵や戦車乗りの人にも役立つことも解説している。パイロット目線でされるといやなことなども暴露してしまう記事だ。より詳しく知りたい人はこちらの記事も
著者であるわたし、ハノイ・ハンナ
は重戦闘機が専門で爆撃機や戦闘機も一応乗る万能パイロットを目指している所謂器用貧乏である。どれも中途半端にしか使えない。歩兵は雑魚。ちなみに名前の由来はベトナム戦争でプロパガンダ放送をしていた女性「ハノイ・ハンナ」というわたしの好きな歴史上の女性から由来している。
この記事の特色は、ほかの動画などでよくテーマにされる戦闘機だけでなく、重戦闘機や爆撃機についても解説しているところだと思う。ぜひ戦闘機だけでなくほかの機体のことについて知りたい人は読んでほしい。
まず最初に筆者とのお約束。現実・史実の航空機とBFの空戦仕様は物理演算をはじめ根本的に異なるので、航空機用語はそれに近い機動や事象を便宜的に命名してるケースがほとんどなので、ミリタリー指摘マニアの方々は用語の語尾に「~もどき」「~ぽいもの」を付けて読んでください。もちろんわたしが明らかに間違えている場合にはご指摘ください。
と前置きを書いておいてアレだが、、この記事に出てくる航空機用語は覚える必要はない。航空機用語なんて言語で言えば文法用語なので、知らなくても会話はできる。わたし自身も実は用語なんて知らず我流で感覚的にやってきた身なので「あ、この機動はこういう名前なんだぁ」ってあとから知るケースがほとんど。どういう挙動かってのさえ頭に入れとけばOK。
〈目次〉
→戦闘機
→重戦闘機
→爆撃機
→急降下爆撃機
・ビークルジャンケン
→対空の立ち回り
〈基本機動〉
〈攻撃機動〉
〈防衛機動〉
〈対爆撃機戦闘〉
〈重戦闘機の空対空戦闘〉
→対戦車の立ち回り
〈緩降下爆撃〉
〈急降下爆撃〉
〈対戦車砲攻撃〉
〈ミサイル攻撃〉
→対歩兵の立ち回り
〈機銃掃射〉
〈対空砲処理〉
・各航空機解説
→連合国
【イギリス】
〈戦闘機〉
〈重戦闘機〉
〈爆撃機〉
〈対空戦車〉
【アメリカ】
〈戦闘機〉
→枢軸国
【ドイツ】
〈戦闘機〉
〈重戦闘機〉
〈急降下爆撃機〉
〈爆撃機〉
〈対空戦車〉
【日本】
〈戦闘機〉
→その他
BFV航空機 背後をとられた時の対処方法【入門】 - らいちゅの独り言
誰しもが最初は初心者である
すまし顔で気取ってるあのパイロットも、キル数でイキリ散らかしてるそのパイロットも、はじめは訳が分からず飛んではいきなり地面に墜落したのだ。
筆者も初めて航空機で遊んだときは拠点にあるポールにぶち当たったものだ。航空機に乗れない、航空機なんて初心者だ、なんてのは全然恥ずかしいことじゃない!
では本題に入ろうと思う。まずはお堅い話から
航空機概論
そもそもBFにおける航空機の存在意義について話そう。
BFは陸空海のビークルが入り混じる大規模戦闘が売りのゲームだ。もちろん航空機だけが戦場を支配しているわけじゃない。拠点占領が目的であるゲームルールにおいて主役はまぐれもなく歩兵である。では航空機の存在意義、それは
いかに制空権を取り味方地上軍の進軍をサポートするか
裏を返せばいかにして敵地上兵の進軍を食い止めるか、でもある。パイロットはこれと永遠に向き合わなければいけない。このゲームにおいて航空機は主役ではなく強力なサポート職と思ってもらって構わない。そもそも航空機が直接占領できるマップはない。どうすれば味方歩兵が敵拠点に進軍できるか?どのように拠点を守る戦車を援護しようか?それを常に考えるのが航空機の宿命である。
ここで根幹となるのが制空権である。制空権を確保した状態とは【敵航空戦力の無力化】であると言えよう。さて制空権を取るとどうなるか?友軍歩兵は敵戦闘機の機銃掃射におびえることなく敵拠点に進軍できるだろうし、友軍戦車は敵爆撃機の脅威から解放され拠点防衛に集中できるだろう。少なからず戦況は良い方向へ向かうはずだ。
一方で航空機はある程度の装甲に守られており、FPSで有利とされる高所から一方的に攻撃することができるため「キルしやすい」と思われているかもしれない。そして地上のことなんかどうでもいい、自分がキルさえできればいい、そう考える新人パイロットもいるかもしれない。だがパイロットが一方的にキルしようと思うのなら必然的に制空権は確保しなければいけない。制空権すら取れてない状態でのキルは非常に困難であるからだ。味方のためにも自分のためにもまずは制空権を取りにいくのがパイロットとして避けられない義務なのだ。
制空権を確保しても航空機の仕事は終わらない。むしろここからが本番だ。敵航空機は制空権を取り戻そうと必死で反撃するだろうし、対空砲火も一層厳しくなるだろう。そんな状況で敵戦車の無力化と歩兵の駆逐が求めらられる。戦闘機は制空権の維持を、爆撃機は地上戦車の徹底的な破壊が求められる。
敵地上部隊を一方的に虐殺していると罪悪感すら覚えるかもしれないが、
制空権とは航空機だけでなく歩兵や戦車も一丸となって争うもの
である。今作も例外ではなく歩兵や戦車にも非常に強力な対空手段が用意されている。制空権を取られるチームは航空機のみならず地上部隊にも少なからず責任があるので、制空権を取ればためらうことなく敵軍を蹂躙しよう。情けは無用だ。
制空権を確保するためには格闘戦(ドッグファイト)と呼ばれる空戦を行う。その際の基本事項や立ち回りは後程詳しく説明したい。
航空機の基礎事項
まずは航空機の機種に関係なく最も基礎的なことを3つ挙げよう。
①ビークル感度は最大に設定
初期設定ではビークル感度はとても低い。そんな設定で最大旋回しようとしたらマウスパッドがどれだけ大きくても足りない。
②常にフルスロットル
スロットル入力してないとエンジン出力は7割ほどしか出てない。航空機は速度が早ければ早く旋回できるので、意図的な減速時以外はぜんぶ押しっぱなしで構わない
③旋回時はラダーを使う
図の緑色がラダー。詳しい仕組みとかはどうでもいいのでとりあえず旋回するときはラダーを使わないと効率よく旋回ができない。無意識に旋回時にラダーを使う癖をつけよう。
まあ理屈や理由に疑問は持たずにこの辺は素直に設定することをお勧めする。キーボードやマウスのキー設定は個人の好みでいい。まずは練習場で航空機に乗って何となく飛んで地面にキスして感覚をつかむところから
またビークル視野角のこともよく議論になるが、正直個人のプレースタイルによるので一概にどうとは言えないが、傾向としては視野角が広い方がよい。対空メインの人は視野角最大のほうが敵機を視認しやすい一方、対地メインの人は三人称視点の際に視野角が狭いほうが見やすいこともある。ちなみに筆者は対地メインなので視野角はやや広い程度。
航空機の基礎事項(種類と役割)
さあいよいよ航空機に乗ろうと張り切る新人パイロット、しかし目の前にはいろんな種類の航空機がある。現在実装されている航空機を筆者は以下のように分類した。なおどの機体に乗りたいにしろ、すべてのジャンルをある程度乗ってみることをお勧めする。各機体の詳しい解説は記事の最後のほうに貼ってあるURLを参照にするとよいが、この記事の知識があることを前提に書かれているので注意。
①戦闘機
戦闘機は高い旋回性能を持つ航空機で制空権の確保を意識した性能である。軽快でスピード感のある機動で敵機を追いかけ、圧倒的な火力で敵機を落とし、敵のいなくなった空から敵兵士に機銃掃射をしかけるまさに空の騎士である。戦闘機は紛れもなく航空戦力の要であり主役であり続ける。空対空戦闘において戦闘機は爆撃機や重戦闘機を一方的に蹂躙しうるスペックを持つ。腕によっては空の戦況を完全に掌握するゲームメイカーとしてエースパイロットの称号を得るだろう。
一方で極めようとすればするほど奥が深く、「完全無欠な戦闘機乗り」などは空想上の生き物である。装甲が薄い上に後ろにつかれた時の防衛手段が乏しいため、空中戦闘機動などで自力で挽回するしかない。また多くの戦闘機は対戦車手段に乏しいため、対空戦車に一方的に攻撃されることとなるだろう。
スピットファイアVA、スピットファイアVB、BF 109 G2、BF 109 G6 がこれにあたる。
向いてる人
・制空権を取りたい
・圧倒的な機動力で空を支配したい
・エースパイロットになりたい
②重戦闘機
重戦闘機は戦闘機をも凌駕する驚異的な高火力と爆撃機を彷彿させる対地爆撃能力を兼ね備えたマルチロール機である。自ら空対空戦闘に参加して圧倒的高火力で敵を粉砕し、制空権を確保した後も歩兵や戦車を相手に対地攻撃で地上をも支配しうるポテンシャルを持つ。また戦闘機より耐久値があり、機種によっては戦闘機すら追いつけない高速戦闘機として活躍できる双発機だ。
しかし弱点も明確で、機動力や旋回性能は戦闘機を大きく下回り、正面からの格闘戦で戦闘機に勝てる見込みはほぼないだろう。耐久値のわりに機体が大きい上に、たいていの機種は後部機銃を積んでおらず防衛手段が皆無なため、戦闘機に後ろを取られるとどうしようもない。また爆撃機には対地爆撃火力が劣るため、工夫した立ち回りができなければ器用貧乏で終わってしまう。
モスキートMkⅡ、モスキートMkⅣ、Ju88Cがこれにあたる。
向いてる人
・対空、対戦車、対歩兵を全部こなしたい欲張りさん
・圧倒的高火力でワンチャン狙いたい
・立ち回りを工夫するのが好きな人
③爆撃機
爆撃機は圧倒的な装甲を誇り、歩兵はおろか戦車すら無慈悲な高火力で一撃で粉砕してしまう対地攻撃に特化した航空機である。往々にして対戦車攻撃に特化しており、その爆撃火力の右に出る機種はない。機体後部や下腹部に防衛火器やガンタレットが装備されており、対空防衛火器が豊富であることが多い。また硬い装甲のおかげで、多くの航空機の天敵である対空砲や対空戦車のアンチとして機能する航空機だ。
しかし劣悪な機動力と旋回性能に加え、被弾面積の大きい巨体は戦闘機の凶悪な火力を前に簡単に撃墜されてしまうため、装甲は過信できない。多くの爆撃機は正面火力が貧弱で制空権争いでは常に不利な状況に立たされる。制空権を取った空では無類の強さを誇るが、敵戦闘機には無力に等しく対策されると簡単に撃墜されてしまうピーキーな航空機である。制空権を取られてるときは素直に戦闘機に乗ろう
ブレニムMK IF、ブレニムMKI、Ju88Aがこれにあたる
向いてる人
・敵戦車をボコボコにしたい
・敵歩兵もボコボコにしたい
④急降下爆撃機
急降下爆撃機はピンポイントで正確な精密爆撃に適しており、歩兵や戦車をしっかり確殺するスタイルに向いている。爆撃機よりは旋回性能があるためそれなりに空戦にも対応できる。また耐久値はほぼ爆撃機と変わらない上に被弾面積が小さいため、数値以上の生存率を誇る。サイレンがエロい
しかしただ爆弾投下しても効果は見込めず、急降下爆撃を習得する必要があるため敷居が高いかもしれない。生存しやすいが初期仕様だと前方火力が貧弱なため格闘戦では火力負けすることが多い。いくら硬くても戦闘機にはスペック不利なことは変わりなく、総合爆撃火力は爆撃機に大きく劣るため、うまく使いこなすには練習が必要だろう。
シュトゥーカB1、シュトゥーカB2がこれにあたる
向いてる人
・急降下爆撃がしたい
・玄人向けの航空機にチャレンジしたい
〈ビークルジャンケン〉
機体の専門技能と個人のプレスタイルによって変動するが、
【対空】
【対戦車】
という具合で得意不得意がある。対歩兵は多少爆撃機が有利だがどの航空機でもそれなりにこなせられる。
また今作はビークルごとにジャンケンに似た構図があり、往々にして極端に有利不利がわかれる
〔①戦闘機→②重戦闘機〕
重戦闘機は防衛火器(後部銃座やガンタレット〕のある爆撃機と違い、後方に攻撃可能武装がない機種が多い。また旋回性能ではどうひねっても負けるため、格闘戦に持ち込まれるとまず勝てない。また被弾面積が大きいので対空ロケットが当たりやすくよほどのテクニックがない限り重戦闘機で戦闘機に勝つことは厳しいだろう。
〔②重戦闘機→③爆撃機〕
爆撃機は相手が不慣れな戦闘機であれば、高火力の後部機銃で撃墜することができるかもしれない。しかし装甲が戦闘機より硬くより火力の高い重戦闘機は絶対爆撃機殺すマンであり、重戦闘機の前方火力は爆撃機の後部機銃との火力レースで勝ててしまう。火力レースに勝つとは要するに重戦闘機の耐久値が爆撃機の後部機銃に削り切られる前に爆撃機の耐久値をゼロにしてしまうという意味だ。
〔③爆撃機→地上車両〕
爆撃機の爆撃能力は非常に強力で、うまい人であれば片道で戦車をワンパンできる。対空装備をつけてない車両であればほぼ一方的に爆撃機で攻撃することができ、歩兵で破壊するには厳しい重戦車などにも圧倒的に有利である。ただし対空戦車は油断すると撃墜されるほど火力がある上に、うまい戦車乗りはちゃんと爆撃を回避する上に徹甲弾などで反撃してくるので注意。
〔対空戦車→①戦闘機〕
ほとんどの戦闘機は対戦車能力が貧弱であるため、対空手段のある戦車に対しては有効な対抗手段がなく一方的な攻撃にさらされることとなる。単発威力が高く射程の長い対空戦車の武装は装甲が非常に薄い戦闘機には常に脅威であり続ける。ただし対歩兵向けの爆弾やロケットで嫌がらせ程度の抵抗はできる。
〔航空機と対空砲〕
さて重要なのが航空機と対空砲の関係である。結論から言えばお互いがお互いのアンチである。対空砲の性能は非常に強力で、援護兵などで使用すればかなりの対空火力が出る。単発威力も高く射程も理不尽なほどに長いため歩兵にとっては非常に強力な対空手段だ。しかしあくまで固定兵器でありビークルとは違い搭乗者を守る装甲などはないので、先手を打てば航空機でも対空砲を処理することは難しくない。状況次第と言えよう。
航空機の立ち回り
さて、具体的な航空機の立ち回りだが、航空機の行うべき戦闘行為は主に3つに分類できる。〈対空〉〈対戦車〉〈対歩兵〉であろう。まずは航空機なら誰しもが避けて通れない対空戦闘、つまり空中戦闘機動から順に解説しよう。
〈対空〉の立ち回り
航空機に乗る以上は空対空戦闘は避けられない。なぜなら制空権を確保する≒敵機を撃墜することだからである。主に戦闘機が空対空戦闘に長けており、しばしば戦闘機同士が自軍の名誉をかけて熾烈な格闘戦を繰り広げることになる。しかしこれは声を大にして言いたいのだが、
空対空戦闘は戦闘機以外もしなければならない義務であり、否応なしに発生する
もちろん敵戦闘機に狙われたら爆撃機だろうが空対空戦闘は自衛のためにも必要であるし、もし両軍に戦闘機がいなくても制空権確保をするために必然的に発生するのだ。ごくまれにお互いの航空機同士(戦闘機も含む)がお互いを攻撃せず対地攻撃に専念する「紳士協定」と呼ばれる状況が発生するが、紳士でも何でもなく臆病者である。そのような考えのパイロットに上達は見込めないのでもしその状況を見かけたら彼らを軽蔑してほしい。なんならそのサーバーから抜けていいレベルだ。
好きとか嫌いとか関係なくまともなパイロットのいる空では必ず格闘戦は発生する。避けては通れない。なので「私は爆撃機で対地攻撃をしたい」「急降下爆撃で戦車を壊しまくりたい」という新人パイロットの諸君も必ず目を通してほしい。エース爆撃機乗りとは爆撃機なのに空対空戦闘が強い人だ。敵戦闘機もそのようなパイロットをきっと称賛するだろう。
ここでまず空中戦での常識を言おう、
空中戦において、多くの場合は敵機を追いかける側が圧倒的に有利である
なぜなら後部に防衛火器のある爆撃機などならともかく、格闘戦の主役を担う戦闘機にはそのような防衛手段がないため、追いかけられる側は一方的に攻撃されることとなるからだ。そのためもう神経質なくらいでいいのでバックカメラで随時後方の安全を確認しよう。後ろにつかれたら死を意味する重戦闘機は特に注意だ。
このような空中戦はしばしば格闘戦(ドッグファイト)とほぼ同義で語られるものである。その格闘戦の際には様々な空中戦闘機動と呼ばれる空中戦の際に使用するマニューバ(空中動作、航空機動作)がある。それらのうち主な機動を簡単に解説しようと思う。先述したが名前は覚えなくていい。「なるほどこういう挙動があるのだな」と頭に入れてくれたらうれしい。文字で言われてもわからんってひとは解説図や動画で視覚的に覚えてほしい。動画(bluehawaii1213様ご協力ありがとうございます)を掲載しているので実際のBFVの映像でも見て覚えてほしい。
わたしは便宜的に、常にいかなる場合でもオプションに入る機動を【基本機動】、主に攻撃時(敵機の後ろを取っている状態)で多用する機動を【攻撃機動】、主に防御時(敵機に後ろを取られている状態)で多用する機動を【防御機動】と分類した。
【基本機動】
と本題に入る前に、まずはこの画像を見てほしい
航空機の挙動はこういう風に名前がついているが、正直説明するのもめんどくさいし知らなくても別に空対空戦闘はできるのでとりあえず、縦にぐるーんがピッチ、横にぐるーんがヨー、その場で機体だけを横にぐるぐるさせるのがロールみたいな感じでなんとなーく感覚だけはつかんでほしい。まあつかめなくてもあとで視覚的に解説するので安心してね。
なわけで
◎ループ → 宙返り。一般に上向きのものを指す。下向きのものは逆宙返り。上方、下方と名前の前に付けて方向を区別することもある。とかコピペ説明文はどうでもいいのでとりあえず下のGIFで動きを確認
ジェットコースターのように縦に旋回するだけ。要はさっきのピッチの動きだ。なあにこれも十分な空中戦闘機動だ。敵が旋回性能で劣る場合にはこれだけで追い詰めたり逆転できたりできる。
◎エルロン・ロール → 水平飛行中にエルロンのみを使用して直進しながら左または右方向に360度ロールすることで、曲技飛行にも使われる初歩的な機動。エルロンってなに?まあ気にするな。
なんかカタカナ4文字つけてイキってるだけで要はさっき前置きで説明したロールのことだ。上のGIFでもぴんと来なければ後に貼ってある動画を見よう。これは防衛時に使うことが多いが、それ以上に多用するので基本機動とした。
◎シャンデル → あらオシャレな名前。水平飛行中から45度バンクし、そのまま斜めに上方宙返りし速度を高度に変える。開始時と終了時で方位が180度変わり、速度が減少する代わりに高度が上がる。まあ図を見ればいい
◎スライス・バック → シャンデルの逆で、水平飛行からマイナス45度(135度)バンクし、そのまま斜めに下方宙返りし高度を速度に変える。開始時と終了時で方位が180度変わり、高度が下がる代わりに速度が増大する。文字だけだと筆者も正直わからないので後の動画を見てほしい。
と、ついでなのでここで一言。BFでどこまで再現できてるかはよくわからないけど、とりあえず航空機は高度を上げる際は速度が減少しがちで、高度を下げる際は速度が増大しがち。まあ理屈はどうでもいいのでそういうもんなんだなって頭に入れといてほしい。
◎インメルマンターン → ループの頂点で背面姿勢からロールし水平飛行に移行する。
これは戦闘機はもちろんだが、急降下爆撃機に乗りたい諸君はしばしばこの機動を使うので要チェックだ。
◎スプリットS → インメルマンターンの逆向きで、水平飛行中から180度ロールし背面になり、そのまま下方向への逆宙返りで水平に戻る。
見ての通り、急降下するのである程度高度がないと地面にディープキスしてしまうので注意
【攻撃機動】
攻撃時とはつまり敵機の後ろをとって追いかけるときである。つまり状況は有利だ。簡単に言えば、同じ戦闘機であれば前方の敵と同じ動きをすればいい。しかし機銃を当てるには旋回中で追いつけない時や、敵機のほうが旋回性能が優れてるときに形勢逆転させないために行うとよいとされるのが攻撃機動だ。
◎ハイ・ヨーヨー → ヨー・ヨーのひとつで、目標機を追う際に自機の速度が優速である場合に余った速度を上昇することで高度に変換し一旦速度を落とし、そこから降下することで再び速度を得ながら追随する機動。
さきほど述べたように、航空機は高度を上げる際に減速しやすく、高度を下げるときは加速しやすい。この性質を利用してしっかり敵機のケツを追いかけられる。
◎ロー・ヨーヨー → ハイ・ヨー・ヨーの逆で、目標機を追う際に自機の速度が劣速である場合に足りない速度を降下することで補い、そこから上昇することで再び高度を得ながら追随する機動。筆者はよくこれを使うのだがたまに木や家屋にかすって死ぬ
【防衛機動】
防衛時とは敵機に後ろを追いかけられているときである。つまり状況は不利だ。なるべく被弾を抑え、いかに逆転するかが勝負のカギとなる。ただ逃げるだけではいずれは落とされてしまうため、防御といいつつも逆転することで一気に有利な状況に持っていくことができる。ピンチこそチャンスに変えられるか否かがエースパイロットに試されるのだ。
◎バレルロール → 横転(ロール)と機首上げ(ピッチアップ)を同時に行うもので、銃身(バレル)の内壁をなぞるように螺旋を描きながら飛行する。進行方向と高度は変わらず位置だけが左右にずれるので、簡単に言うと飛行機の側転にあたる。また、後ろにつかれたときに使うと弾の被弾率を抑えることができる。まあ文章は軽く流して図を見よう。
要は相手のエイムをずらしつつ、くるくるすることで減速し、相手をオーバーシュートさせるもの。オーバーシュートってなに?説明しよう
オーバーシュートとは、格闘戦において、敵戦闘機の後ろを取り、絶対的攻勢にありながら敵機を追い越してしまうこと。オーバーシュートしてしまうと、自らの後ろを取られてしまうため、一気に攻守が入れ替わってしまう。逆に防御側は相手機をオーバーシュートさせることに成功すれば、形勢を逆転させて優位に立つことができる。
◎ブレイク → 敵機を振り切るための急旋回。名前だけかっこいいがただの急旋回である。このゲームに有用性は見いだせない
◎シザーズ → シザーズは上のブレイクを応用したもので、左右に切り返しながら減速し、オーバーシュートを狙うものだ。要は我慢比べ
◎ヴァーティカルローリングシザース → なんだか頭の悪そうな名前である。上記のシザーズとバレルロールを垂直の上昇中や降下中にするものだ。これされると「ほんとに必死なんだな」と命乞いに近いものを感じる。
次は機動戦術だ。と言ってもこれは分隊単位で遊ぶときに限る上にあくまでも理論値の話なのでもうほんとに流していい。なので超適当に解説
ロッテ戦術 → 戦闘機2機が相互に補い合い、ハンデとなる単機戦闘を避け、相互支援することによって敵機を撃墜・撃破することを目的とした戦術。要はケツの拭き合い
一撃離脱 → 主に重戦闘機などの高速・高火力・低旋回性能の機体が旋回性能で劣る敵機に対して高高度から急降下しつつ攻撃を加えそのまま離脱する戦術。重戦闘機の項目や機体別個別記事で詳しく説明しよう
。。。ぐらいしかBFで使える実用的なやつはないのでおしまい。
格闘戦は上記のテクニックをその状況に応じて駆使する自己判断能力が問われるため、こうされたらこうしろ、なんて規則や公式はない。経験がモノを言うので、たくさん飛び、たくさん落とされ、たくさん落として経験を積んでいこう。
特に初動のヘッドオン(正面からの真っ向勝負のこと)の際の立ち回りなんて感覚と経験しか頼れるものがない。
多くの初心者が悩むであろう「敵航空機に後ろを取られた時に対処方法」について軽く記事をまとめたので、ぜひそちらも読んでほしい。
次は多くの初心者戦闘機が苦しむ対爆撃戦闘について始めよう。
〔対爆撃機戦闘〕
さあ新人パイロットは機動力で劣る爆撃機の後ろにつく。しめしめ、戦闘機の圧倒的無慈悲な火力でスクラップにしてやるろうじゃないか。。。あれ?一瞬で爆撃機の後部銃座に溶かされてしまったではないか!
そう、戦闘機同士の格闘戦と違い、爆撃機は後方火力が一番強い
専門技能次第では戦闘機の初期の機銃ほど火力が出る。つまり低位耐久値高火力の戦闘機は高耐久値中火力の爆撃機の後部機銃にはダメージレースでは勝てない。つまり爆撃機の後ろにぴったりとくっついて後部機銃と撃ち合ってもまず勝てないのだ。
爆撃機の個別記事で詳しく書くつもりだが、まず爆撃機には2番席に存在する後部機銃と、3番席に存在する腹部機銃がある。ここでそれぞれの陣営の爆撃機の後部機銃のカバー範囲と死角についてみてみよう。
〈対Ju88〉
まずは枢軸国のJu88の後部機銃だ。Ju88は3番席までが専門技能なしですでについている。また専門技能で後部銃座の機銃の威力を高くすることができるので高火力である。しかし射角は狭く死角は多い。図と動画で解説したい。
筆者は機械音痴でこういうのが苦手なのでものすごく適当な図で申し訳ない。上の図が上から見た図で、下の図が横から見た図のつもりだ。たぶんわかりにくいと思うので一応実際の映像も用意した。
図や動画からわかるように、Ju88Aの後部機銃は威力は高いが死角が多い。つまり新人パイロット諸君は死角から攻撃すれば反撃されずに一方的にボコれるのだ。しかし死角といえども爆撃機を追いかけなければそもそも迎撃できない。だけれども追いかけると後部機銃の射程内だ。なので現実的な爆撃機迎撃の手順を提供しよう
①敵爆撃機の後ろにつき、攻撃する。
②敵爆撃機のパイロットが後部座席に移る。(爆撃機の速度が落ちるので視覚的にとてもわかりやすい)
③後部座席に移られた瞬間に自分は高度を上げる(ここ重要)
④自機が死角に入るため、敵爆撃機は操縦席に戻らざるを得なくなる
⑤敵機の後ろに回り込み、①に戻る
これを繰り返せば被弾を抑えつつ敵爆撃機を確実に落とせる。③で高度を上げる理由は、爆撃機にとって真上は何もできない無防備な場所だからだ。逆に爆撃機に乗ってるときにこれをされると本当に何も抵抗できない。素直にキルされて敵パイロットの手腕を褒めるしかない。なお前作のBF1で有効とされた敵爆撃機の腹部(下部)に潜り込む立ち回りは推奨できない。なぜなら3番席の腹部銃座は2番席の後部銃座より威力が高いからだ。(ただし急降下爆撃機であるシュトゥーカや75mm砲を装備したJu88Cは2番席しかないため下腹部に潜り込む作戦は有効だ)
〈対ブレニム〉
次に連合国のブレニムについてだ。なおブレニムはデフォルトでは2番席までしかなく、3番席は専門技能で任意で装備が可能だ。図と動画を見てほしい。
図や動画からわかるように、機銃の火力はやや低めだがカバー範囲が広く死角が少ない。3番席まで装備すれば死角が非常に少なくなる。特に下部銃座も腹部銃座も横は360°回転できるため、非常に厄介である。しかし機体の真上が死角であることは変わらないので、先述した①~⑤の手順でよい。火力はやや控えめなので対Ju88Aに比べれば多少は無理が効くが、3番席の火力が高いのは同じなので下腹部に潜り込むことはご法度だ。(ただし専門技能で3番席を装備してない機体ならむしろ死角なので状況を見極めて立ち回ろう)
逆に爆撃機は敵戦闘機が後部機銃の射角に入るように立ち回ればいい。死角に入った場合は席を移るか操縦席に戻り旋回するなどして戦闘機を死角から追い出そう。慣れてないな戦闘機なら返り討ちにできる。
〈重戦闘機の空対空戦闘〉
重戦闘機は戦闘機を超える高火力をもち、機体によっては戦闘機すら追いつけない高速の双発機だが、旋回性能は戦闘機に劣る。そのため旋回合戦である格闘戦に持ち込まれると不利である。そのため戦闘機とは異なる立ち回りが必要だ。
重戦闘機は直線的な機動が得意である。逆に言えば曲線的な機動は苦手だ。そのため敵戦闘機の後方をついたら旋回合戦に持ち込まれる前に持ち前の火力でねじ伏せる必要がある。そこで有効なのが一撃離脱戦法だ。特にサクソフォン気筒を搭載したモスキートで行う。
撃墜できるか否かの結果に関わらず離脱することが重要だ。戦闘機は曲線的な動きは得意だが直線的な動きは苦手だ。存在に気が付いた戦闘機が旋回してくる前に一直線に離脱すれば状況はリセットされる。
また状況が有利なら格闘戦にちょっかい出すのもあり。味方機の後ろをついてる敵機を狙おう。しかし後ろをつかれたら死を意味するので警戒は怠らないように。
〈対戦車の立ち回り〉
タイガーフォビア(タイガー恐怖症)という単語をご存じだろうか? 史実では第二次世界大戦中のナチス・ドイツの重戦車ティーガーは当時最強と言われ伝説でもあった。最後の虎キャンペーンさながらに連合国戦車を一方的にワンパンし続けるなど無双し放題であった。そのため連合軍兵士にはティーガーの姿を見ただけで逃げ出す兵士が続出したのだ。
今作の戦車も非常に強力であり、ランカー級の戦車を自由にさせると前線が上がらず、文字通り完封されてしまう。特に装甲が硬く高火力な重戦車(ティーガーやチャーチル)などは歩兵などでは到底正面からは勝てない。わたしも航空機の無いマップでティーガーなんかに出会うとそれこそ敵前逃亡案件である。なんとかファウストなんてぶち込んでもびくりともしないのだ。
そんな時に戦車への絶対的アンチとして救いの手を差し伸べるのが爆撃機などの対戦車能力に特化した航空機である。特に爆撃機は絶対に戦車を壊してやるという殺意に満ちた航空機だ。うまく爆弾を直撃させる技術などを身につければ片道でワンパンできるポテンシャルを持つ。
だがここでもう一度強調するが、まずは制空権を取らなければ対戦車爆撃などできない。というよりさせてもらえない。敵の戦闘機が自軍の戦車を守るために何としてでも迎撃しようとすっ飛んでくるからだ。
さて、本題に入る前にまずは対戦車攻撃の基本である索敵だ。今作の多くの航空機は対戦車装備と索敵カメラを両立できない。まあできてしまえば強すぎるから仕方がない。(なおJu88Cとかいうクソエアプ重戦闘機は両立できる模様)なので、目視で自力で認識するか、味方にスポットしてもらうしかない。エース爆撃機への道はまずスポットの無い状態での索敵能力から始まる。教科書的に教えられることはなく、数多く飛んで経験を積むしかない。
わたしが撃つ前に敵の戦車を発見できた人はエース爆撃機の素質がある。
またこれは対歩兵とも関連するので先に解説したいのが爆弾と重量の関係である。現実とは明らかに違うのだが、今作では仕様上爆弾の重量が軽ければ軽いほど着弾時の対歩兵への有効範囲が広く、対ビークルへのダメージは少ない。逆に重ければ重いほど対ビークルダメージが大きくなる代わりに対歩兵への有効範囲が狭くなる。例えば50㎏爆弾は対歩兵ダメージが高い代わりに戦車にはほぼダメージが入らないが、1000㎏爆弾は対戦車は直撃すれば一撃で破壊可能だが、対歩兵も直撃レベルでないと効果的なダメージが入らない。
現在ではおおよそ爆弾の重量と爆風効果範囲は比例する傾向にあるため、基本的には重量の重い爆弾のほうが強いという認識でOK
上の図からわかるように、重量爆弾は火力が着弾地点に集中している一方で小型爆弾は横方向への爆風範囲が広く同時に複数投下することでより広い範囲攻撃が可能だ。なお重量爆弾は上方向への爆風が広く爆撃した際に自爆しやすいので注意。
さて、対戦車攻撃の種類をわたしは便宜的に【緩降下爆撃】【急降下爆撃】【対戦車砲攻撃】【ミサイル攻撃】と分類した。
【緩降下爆撃】
高高度から高度を下げずに爆弾を投下する水平爆撃(対歩兵の項目で後述)と違い、緩降下爆撃とは緩やかに高度を下げつつ爆弾を投下する爆撃様式である。主に爆撃機の対戦車攻撃手段である。具体的に緩降下の定義はないが、60度前後までくると急降下爆撃となるので、それより浅い角度と言えよう。
さてなぜ水平爆撃ではなく、緩降下爆撃がいいのか。それは爆撃機の爆弾の投下方式にある。多くの爆撃機は対戦車爆弾を2~4つほど抱えており、投下のコマンドを押すとそれらを同時ではなく順次に投下する。それがなぜダメなのかは口で説明はめんどくさいし難しいのでまた下手な図を披露しよう。
このような具合に、順次に投下する爆撃機の投下様式だと、緩降下爆撃で角度をつけたほうがそれぞれの爆弾の着弾地点を集約することができる。それは戦車に直撃する爆弾の数を多くすることを意味する。
【急降下爆撃】
急降下爆撃は主にシュトゥーカなどの急降下爆撃機で行う爆撃方法だ。60度以上の角度をつけることにより爆弾を正確に着弾予想地点に落とすことを目的にしている。
急降下爆撃機の投下する爆弾は、投下するというよりは切り離すという表現が近く、まっすぐと予測地点には落ちていかないことがある。そのためなるべく直線的に目標物に当てるためには急降下爆撃が最適なのである。
これは急降下という初心者には恐怖感のぬぐえない挙動をしなければならない上に正確に爆弾を投下しなければいけない。しかもタイミングよく機首を上げなければ地面に墜落してしまうので慣れが必要だ。練習場には急降下爆撃機が用意されているのでぜひ練習してほしい。(サイレンがエロい)
また、特に初期のシュトゥーカは対戦車装備として250㎏爆弾×2を装備しているが、重戦車相手だと直撃でも1個あたり55ダメージほどしか出せない上に、同時に2個投下できずに1個落とすとクールタイムが数秒入る。そのため往復爆撃をする必要がある。(ここで先述したインメルマンターンを使用すると爆撃効率が良くなる)シュトゥーカB1の1000㎏爆弾なら直撃すれば一撃である。
【対戦車砲攻撃】
モスキートやJu88Cなどの重戦闘機には下腹部に対戦車砲を積むことができる。イギリス軍は6ポンド砲、ドイツ軍は75mm砲である。性能的には戦車の主砲のようなもの
対戦車砲撃の要領は、基本的に緩・急降下爆撃と似ている。
要は急降下爆撃の挙動で対戦車砲撃をすればよいのだが、急降下をしながらエイムしつつ砲撃しなければならないためこれも慣れが必要だ。もちろん砲弾の弾道は落下するため偏差が必要となるのだが、急降下爆撃の際は必要な偏差を抑えることができる。なぜなら急降下しているときは機体が地上の敵戦車の方向を向いているからだ。では陣営ごとの対戦車砲を見てみよう。(上の動画のように、当たらないな、仕留めきれないな、という時はいったん離脱しよう。深追いしすぎて地面に激突して死んでしまえば元も子もない)
連合国の6ポンド砲は弾道落下が激しく単発威力が控えめだが、フルオート砲撃ができレートが早い。また専門技能次第では4000lb爆弾と同時に装備できるため、戦車絶対殺すマンとなる
枢軸国の75mm砲は弾道落下がおとなしく単発威力が高いが、レートが遅い。またいかなる専門技能を取得しても爆弾と両立できないため、重戦車4発キルの75mm砲で対戦車をするためには高度を取らなければいけない。また弾道が素直で偏差が安易なので恐ろしい対空兵器にもなる。なんと戦闘機ならワンパンだ。よくこんなぶっ壊れ性能でOKしたよなこの運営は。むしろ私の個人的な意見では対空兵器として使っている。
またシュトゥーカB2で装備できる37㎜ボルトカノーネも似た立ち回りで対戦車攻撃ができるが、あちらはあくまで機関砲なので少し扱いは異なる。
【ミサイル攻撃】
最後にミサイルによる対戦車攻撃である。ミサイルと言ってもハイテクなものではなく無誘導ミサイルである。ここで解説するミサイルは連合国重戦闘機で装備できるRP-3無誘導ミサイル x8のことであり、似たような装備に枢軸国戦闘機で装備できるWFR-GR 21 x2というものがあるが、これは対空・対歩兵装備の「ロケット」なので該当しない。
さてミサイル攻撃はおそらく爆撃や対戦車砲に比べれば遥かに楽だ。ミサイルの弾速は遅いが照準通りにまっすぐと飛び、8発の集弾率も悪くない。ただしあまりに遠距離すぎるとそれぞれのミサイルがあさっての方向に飛んでいく。ちなみに全弾命中で重戦車相手に70ダメージ前後入る。また遠距離から一定ダメージを与えられるため対空戦車に対する有効なカウンターだ。
攻撃方法も簡単だ。コックピット視点での照準で目標戦車をとらえたらミサイルを発射するだけである。
ミサイル+爆弾の対戦車確殺コンボの破壊力と通話メンツが楽しくBFしてる中で黙々と戦車を破壊するわたしのインキャレベルの高さが顕著にわかるだろう。ただし欠点としては移動対象に対してはミサイルの弾速の遅さも相まって当てにくいこと、また近接信管がないので対空には全く使えないため、これを装備することで対空自衛能力が極端に低下してしまうことが挙げられる。
余談だが、対地攻撃の要領で空対空爆撃も可能であるが、実用性は微妙。お遊びで。ただしJu88Aの50㎏爆弾×16は敵航空機の上空でばらまけば16発もあるので案外当たる
そもそもビークルの関係において航空機は戦車に対するアンチであるため、基本的に戦車は不利だ。しかし立ち回りがしっかりしてる戦車ならなかなか破壊することが難しい。
①対戦車爆弾への対策
爆撃機にとってカモな戦車とは静止目標である。いくら対空戦車でもその場にとどまり続けながら撃たれても、そこに爆弾を落とすだけでよくなる。何も怖くない。しかし動き続ける戦車にはなかなか予測が難しく致命的なダメージを与えづらい。もちろん単調な動きではなく、後ろに下がったと思いきや右に急前進したりなどフェイントをかけると高速で飛びつつ照準を定める航空機にとっては非常に厳しいものである。しかも対空戦車ならばフェイントかけつつ攻撃できるのでむしろ状況は有利となる。
対空戦車はとにかく動きながら撃つこと。また射程も理不尽に長いので見えなくなっても偏差打ちしてみよう。
②対戦車砲・ミサイルへの対策
基本的には同じく動き続ければ当たらない。なかなか難しい話ではあるが、降下してくる航空機を確認したら、敵機の進行方向と垂直の角度に動くとよい。つまり航空機から見れば戦車が左右に動く状況だ。ミサイルを積んだ重戦闘機は高速で曲線的な動きが苦手な上に、そもそも航空機の対地攻撃において横偏差はとても難しい。随伴歩兵に敵航空機の動向を報告してくれる人がいれば実現できるかもしれない。
③反撃
偏差打ちに自信がある人は、対空戦車じゃなくとも主砲や徹甲弾等で航空機を狙ってみよう。直撃すればワンパンである。
〈対歩兵の立ち回り〉
あるところに地上兵がいました。彼はいつも通り戦場を駆け巡っていると、突然ものすごい弾幕に晒されます。固定機銃か?MMGか?キルログを見るとそこには意気揚々とした戦闘機の姿が。。。
FPSにおいて高所からの攻撃というものは非常に卑怯で強い。歩兵同士の戦闘でも高所を取ったチームが基本的には撃ち合いに勝つのだ。特に航空機は戦車とは違い、高所から一方的に歩兵を攻撃できる。しばしば歩兵専の兵士が憤慨してSNSや掲示板で愚痴る光景を見かけるが、ビークルが歩兵に強いのは当たり前なことなので「またなんか言ってる」ぐらいで流そう。むしろパイロットや戦車兵は敵兵士を顔真っ赤にさせることは誉れである。(だいたいビークルが嫌いならビークルの無いルールで遊べばいい)
ここでまず大事なこと、航空機の対歩兵は最も優先度の低い仕事だということだ。航空機はキルが目的のビークルではなく、味方の進軍を手助けするビークルである。敵の航空機や戦車をしっかりつぶした後に、自分へのご褒美としてキル稼ぎにはしれるのだ。そもそも制空権すら確保できてない状況で対歩兵などする余裕を敵は与えてくれないはずだ。
さて対歩兵攻撃の手段なのだが、実は先ほどの対戦車の項目でほとんど説明は終わってしまった。対戦車の立ち回りで解説した攻撃方法を歩兵に向かってすればいいだけだ。
先述した通り、対歩兵攻撃で有効なのは軽量の50㎏爆弾や40lb爆弾、250lb爆弾などだ。もちろん対戦車に有効な重量の爆弾も直撃レベルであれば歩兵も確殺が入るが、判定は狭い。
ここで重要になるのがマップ構造の把握と歩兵の動きである。多くのマップでは回遊魚の群れが固まりやすい場所や通路がある。これも経験がモノを言うので歩兵としてプレーして研究するか爆撃しまくって覚えるしかない。
〈機銃掃射〉
戦闘機や重戦闘機の機銃で歩兵に対する機銃掃射は制圧効果もあり有効だ。対歩兵の機銃掃射のコツは、なるべく浅い角度から速度を落としつつコックピット視点でズームしながら射撃することだ
現在は対空砲の強化やフリーガーファウストの実装で、下記の動画のように高高度から行う必要が出てきた。初心者のうちは無理に機銃掃射でキルをねらわなくてもいいだろう。また、突撃兵のアイコンがスポットされているときは、フリーガーファウストで反撃されてしまう危険があるので、無理に深追いせずに一度離脱したほうがよい(下記動画1:45あたり)
また機体別の記事で詳しく説明するのだが、戦闘機等の機銃にも種類があり、威力や弾道が違う、今は威力は低いが当てやすく弾道が素直な軽機関銃と威力は高いが弾道落下や反動が激しく当てにくい重機関銃があると覚えておこう。対歩兵の爆弾と併用するといいだろう。
また一部の機銃には榴弾兵装があり、スプラッシュダメージがあるため直接歩兵に当てられなくても爆風で倒せるものもある。
〈対空砲処理〉
そもそも今作の対空砲はとても強い。あくまで固定兵器のくせに威力も申し分ない上に射程が理不尽に長い。信管もガバガバなので意味わからない距離から対空砲ぶつけられて「は?」と経験のあるパイロットでも思うことは珍しくない。
さて、このような対空砲は固定兵器であるため装甲はないので対歩兵装備で返り討ちにできる。言うまでもないが対空砲は航空機に対して非常に強く、正面からでは対地に特化した爆撃機でもない限りまず勝てない。そのため工夫した立ち回りが必要となる。パターンとしては
①爆撃で壊す
→耐久値がありそもそもが対空砲へのアンチである爆撃機が得意とする。戦闘機や重戦闘機、急降下爆撃機の多くは対空砲に対して融通が利きにくいため爆撃機は優先して空砲を破壊しよう。また戦闘機でもフェイントをかけるなどしてうまく急降下爆撃をしてみよう。
②機銃掃射で対空砲に乗る兵士を排除する
→先述の通り身を守る装甲がないため、エイムに自信がある人は機銃で処理しよう。37㎜やミーネンゲショスなどはスプラッシュダメージがあるため精密なエイムがいらないため楽かもしれない。
③ミサイルやロケットで安全圏から壊す
→現状これが最も楽な多対空砲処理であろう。ミサイルを装備した重戦闘機はもちろん、ドイツ戦闘機でもロケットにより安全圏から対空砲を壊すことができる。ここまでの流れでミサイルやロケット強くね?となりそうだがミサイルは装備すること自体に欠点があるので機種別の記事で詳しく解説しよう。ロケットは強すぎる
④無視する
→明らかに敵拠点奥などで「うるさいだけ」の対空砲ならいっそのこと無視するのもありだ。
ただし現在は対空砲が超強化されており、初心者のうちは無理に対空砲に立ち向かう必要はない。
〈歩兵側の対策〉
とはいえ歩兵で空を眺める人などあまりいないだろう。しかし航空機はエンジン音である程度は接近を予測できる。まず、現環境のくそ雑魚爆撃機にキルされて文句言ってる人に言いたいのだが
回遊するな。意味なく固まるな。
これに尽きる。大抵の爆撃機などは爆撃する際に敵歩兵の集団を狙う。つまり回遊の群れを標的にする。わたしはこれを「回遊警察」と呼んでいる。ブレークスルーなどは話が変わってくるが、コンクエストなどで大量に爆撃機のキルログが出ているときは回遊が発生してるケースが多い。
上の動画を見て歩兵の立ち回りをがわかる人なら一目瞭然だが、明らかに歩兵が意味もなく固まっていることがわかる。爆撃機の性能云々以前の問題である。経験上、回遊警察した際に流れるキルログはだいたい同じプレイヤーなので、つまり歩兵側に問題がある。なので歩兵側の対策としては回遊の群れから遠ざかることだ。
また、ピンポイントで機銃掃射を仕掛けてくる戦闘機に対しては、先述した通り敵航空機の進行方向と垂直に回避することで大体のケースではデスを免れることができる。コックピット視線で機銃掃射やミサイルを撃つ際、左右に動く標的に対して高速で動く航空機にとっては偏差が難しい。そのためもし機銃掃射やミサイル爆撃を試みる航空機が見えたらぜひ実践してみてほしい。致死率が下がるはずだ。
もちろん、対空砲に乗るという強力な手段で反撃もできる。また、突撃兵でパンツァーファウストを狙うもよし、MMGで粘着するもよし、対戦車ライフルでぺちぺちするもよし、スナイパーライフルでパイロット抜くもよしでいろんな地味な嫌がらせもできなくはない。
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