Ⅳ号対空戦車
Ⅳ号対空戦車
かわいい見た目とは裏腹に怒涛の4連装対空機関砲で空飛ぶ蠅や地を這う鼠を蹂躙する。圧倒的な歩兵制圧力と対空性能を両立させたⅣ号対空戦車はドイツ軍の制空権争いを地上から支援する。そしてBFV随一の見た目の可愛さを誇る(わたしの推しである)
中戦車と同等の装甲と機動力を有するⅣ号対空戦車はイギリス航空機を苦しめる存在であり続ける。専門技能を見てみよう
◎専門技能編
初期装備
メイン 20㎜ FLAK38×4
サブ なし
装備1 高速修理
装備2 スモーク
装備3 なし
初期装備の4連機関砲は対空・対地において既に強力だ。敵機を撃墜しつつ歩兵も吹き飛ばそう。戦車には無力なのでスモークを焚いて逃げよう。
4連機関砲はパターン②で紹介する37mm FLAK 43 L89に比べると対航空機DPSは低いが、対歩兵DPSはこちらのほうが高い。とはいえ対空威力も普通に強力だ。
パターン① おすすめ
対空はもちろん、スモークランチャーやSマインランチャーで近接対歩兵戦闘を可能にした専門技能ツリーだ。対空しつつも積極的に拠点に絡みたい人におすすめ。ちなみにこの4連機関砲モデルをヴィルベルヴィントと呼ぶ。
ランク1の改良型回転機構
端的に言えば主砲の砲塔回転速度を速める。初期のままだと戦闘機や重戦闘機など高速で飛行する航空機には砲塔の回転が間に合わないことが多々あるため、必須級だ。もちろん対歩兵戦闘でも恩恵を感じるだろう。
ランク2の改良型望遠スコープ
メイン武装を使用する際の望遠倍率を上げる。このツリーでメイン武装となる20㎜ FLAK38×4は遠距離の航空機や歩兵をよく狙うため、これもまた恩恵を感じるだろう。
ランク3のスモークランチャー
複数のスモークグレネードを機体前方に放出する。初期装備のスモークと置き換わるのだが、初期装備のスモークは機体から焚かれるため効果範囲が狭いが、スモークランチャーは広範囲にわたり巨大なスモークを焚くため、自衛や逃亡の際はもちろん、敵の射線を切り味方の進軍をサポートする際にも使えるため汎用性が高い。
ランク4のSマインランチャー
機体周囲に対人地雷を散布し空中で爆発させる技能。機体の周囲に張り付いている歩兵に対して絶大な威力を誇る。近づいてダイナマイトを投げつけたり地雷を放り投げようとする敵兵士を吹き飛ばす自衛目的だけでなく、敵陣地に突っ込んでまとめて吹き飛ばす攻撃的用法など、これもまた汎用性が高い。
スモークランチャーと併用した突撃は非常に戦闘力が高い。自拠点で芋るにはもったいないと対歩兵能力があるので、対空もしたいが対歩兵もしたい人にはうれしい。ただし対戦車能力は皆無なので敵戦車がいたらスモークランチャーで身を隠して逃げよう。
パターン②
4連機関砲を1門の37mm FLAK 43 L89に変更し、対歩兵DPSが下がる代わりに対航空機DPSを向上させたモデルだ。パターン①と違い対空特化なため、拠点に絡んでいくには対地火力が足りない。後方から対空支援をしよう。ちなみにこの型をオストヴィントと呼ぶ。
ランク2の37mm FLAK 43 L89
メイン武装を37mm FLAK 43 L89という1門機関砲に変更する。見た目は対空砲ぽいが実態は固定対空砲よりも強く、レートはそこそこだが単発威力が高く戦闘機ぐらいなら簡単に撃墜できてしまう。初期の4連機関砲と比較すれば対歩兵DPSは当たり判定の厳しさもあって下がるものの、対空DPSはかなり向上する。もちろんしっかり当てれば歩兵も倒せるが、なかなか難しいためヴィルベルヴィントに比べると積極的に前には出にくい。対空全振りだと言えよう。
*なお現環境は大幅に単発系対空砲が強化されたため、爆撃機も簡単に落とせる強さだ。航空機が活躍しやすいマップではかなり強い
固定対空砲と同じ照準だが、威力はかなり高いのでしっかり当てれば片道で破壊できてしまう。装甲と機動力を獲得した威力増の対空砲だ。そりゃ強い。
ランク3のレーダーパッケージ
本機の周囲250mmに存在する敵航空機を全体マップに表示する。敵航空機が範囲内に飛来すると「敵にスポット5」と表示されるため敵機の接近を予知できる。
ランク4の空中炸裂発煙弾
着弾地点or炸裂地点にスモークを展開する。敵航空機に撃って視界を妨いたり、自分の周りを撃って身を隠したり、倒れた味方兵士の周囲を撃って蘇生を助けたりと汎用性は高い。なお現在バグか戦車にも直撃ダメージがわずかにあるので留意しておこう(おそらく修正される)
パターン③
基本はヴィルベルヴィントだが、レーダーとフレイミングオニオン弾で対空性能を上げた専門技能ツリー。ただし近接対歩兵戦闘はパターン①より落ちる。中距離から対空・対地で支援しよう。
ランク4のフレイミングオニオン弾
着弾地点が発火する対空焼夷弾。航空機に継続ダメージがバチバチ入る上に地面に火が燃え移るため対歩兵にも使える。とくに継続ダメージが有効な間は航空機は修理ができないため、低耐久値の戦闘機に特に有効
◎立ち回り編
詳しくは歩兵・戦車のための対空指南の記事を参照してほしい。
◎欠点解説
対航空機・対歩兵においては最強格だが、対戦車手段がないため戦車と鉢合わせると絶望的だ。立ち回りには気を付けよう。またすべき仕事をせずに芋るとせっかくの優秀な性能が台無しになるので気を付けよう。もちろん油断すれば爆撃機に簡単に破壊されてしまうため当たり前だが空もちゃんと警戒しよう。また地味な欠点としては車体が縦にでかいため割と被弾しやすい
◎総評
こいつが1機いるだけで非常に制空権がとりやすい。立ち回りをしっかりすれば爆撃機をも簡単に落とせるため強力なビークルと言えるが、乗り手の腕と立ち回りにかかっている。戦車枠が3以上あるマップならこれで出撃していいだろう
歩兵・戦車のための対空指南【改訂版】
パイロットによる対空指南【BFV】
いつだかのアプデで対空関連が大幅強化されたため、記事も更新している。
この記事はなんとパイロットである筆者が自ら「こうされたらいやだな」「こういう対策されると死ぬな」って立ち回りを暴露してしまうものだ。ぜひともこの記事を読んで思い込みや偏見を捨て、気取ったパイロットを眼下の谷底に突き落としてほしい。
追加されたフリーガーファウストに関する詳しい記事はこちら
さて、対空砲や対空戦車から常日頃狙われ続けるパイロットからまず言わせてもらおう。
BFVの対空砲や対空戦車・対空ガジェットはアホみたいに強い
というかもはや理不尽なレベル。今作(フリーガーファウスト&40㎜対空砲実装後)の航空機と地上のバランスを一言で言えば、
航空機の性能が極端に高い代わりに対空手段の性能も極端に高いため、不健全だが理不尽に理不尽をぶつける形でバランスをとっている、といえる。またもっと具体的に言うならば「2人でフリーガーファウストを同時に撃ち込めば必ず撃墜に持っていける」ので、BF1やBF4に比べれば歩兵のみでも航空機を相手取りやすい。実際にフリーガーファウスト持ちが2人いるだけで敵航空機3枠が全部その2人のせいでまともに機能しない展開はよく起こる。
40㎜対空砲などは1台で敵機全滅させられるポテンシャルを持つ非常に強力(もはやOP)な対空手段だ。
目次
・ビークルジャンケン
・対空手段解説
〈フリーガーファウスト〉
〈対空砲〉
〈対空戦車〉
〈その他〉
・そもそも固定兵器とは何か
そりゃあ本家ビークルにあくまで固定兵器がタイマンで勝てるわけがない。当たり前すぎる話だ。これをおかしいと否定するのはBFのゲームシステム自体の否定だ。特にFPSで有利とされる上空を飛行する航空機に関しては同じビークルである戦車と比べてもその辺は歩兵1人ではどうにもならない(今作はなる)が、それはもはやBFの伝統である
そして固定兵器云々以前の問題だが、歩兵1人が正面からビークルに勝てる状況はほぼありえない。これもBFじゃあ当たり前だ。戦車もそうだ。重戦車に突撃兵一人が正面から撃ち合って勝てるわけがない。同じように歩兵が対空砲で正面から航空機と戦っても勝てるとは限らないのだ。
しかしいくら重戦車でも、別の歩兵や戦車に気を取られているすきに突撃兵から後ろから忍び寄られて地雷を巻かれてしまえば簡単に破壊されてしまう。同じように航空機もほかの敵機や地上部隊に気を取られているときに対空砲を撃ち込まれるとひとたまりもない。
要は対戦車も対空も工夫しなければいけない。
歩兵も固定兵器もそれは変わらない。そりゃ戦車を壊したければ重戦車や爆撃機をだせばいいし、爆撃機を落としたければ戦闘機か対空戦車に乗ればいい。
固定兵器とは本家ビークルを扱えない人への救済策であって、最適解ではない
なお現在は対空砲などに強化が入り、対空砲が圧倒的に有利となった。硬い装甲をもつ爆撃機ですら正面から撃たれると爆撃する前に撃墜できてしまう。ただしロケットや無誘導ミサイルのような遠隔攻撃手段は航空機側にもあり、腕のあるパイロットによってはちゃんと壊しに来るので油断はできない。
・ビークルジャンケン
ポケモンのタイプやオーバーウォッチのヒーローのように、BFVでもビークルによるあからさまな有利不利がある。もちろんプレイヤーの技量や数的有利などで常にジャンケン通りにはいかないが、8割がたジャンケンで勝敗が決まる。まずは図を見てほしい。
矢印が向いた先がスペック有利であり、お互いに矢印が向いてる場合は状況次第だ。
◎対空砲
歩兵は対空砲に乗るだけでこのジャンケンに加わることができる。もちろんあくまで固定武器なので完全にスペック有利な状況はないが、それでも状況次第で本家ビークルを撃墜することができる。戦闘中の敵機に横やり入れたり、複数機で集中砲火を浴びせることで勝てるのだ。現在は普通に航空機をボコせます。
◎対空戦車
対空砲と違い本家ビークルなので、対戦車手段を持たない戦闘機を一方的にボコれる。爆撃機は対戦車手段があるため、対空戦車乗りの立ち回ちの上手さ次第と言えよう、また戦車に対抗する手段がないため戦車から一方的にボコられる
◎戦闘機
戦闘機は空対空戦闘のエキスパートなため、爆撃機を一方的に撃墜できる。ただし対戦車装備がないため対空戦車には何もできない。対空砲も基本的には不利だが、反撃手段がないわけではない。
◎爆撃機
爆撃機は空対地戦闘のエキスパートなため、対空砲に対してはスペック有利だ。言い換えれば航空機におけるアンチ対空砲枠だ。しかし戦闘機には一方的に撃墜させられてしまう。また対空戦車に対しては相手の腕次第だ。
つまり、歩兵でも対空砲に乗れば、状況が整ったり工夫したりすることで本家ビークルに勝つことができる。また対空戦車はしっかり立ち回れば航空機に対して負けることはなくなる。
対空戦車→戦闘機
戦闘機・重戦闘機→爆撃機
往々にしてジャンケンは理不尽なほどに一方的である。ちなみにフリーガーファウストは航空機すべてに対して一方的に有利であり、航空機側は明確な対抗手段が存在しない。
射程もこんなに長い
・対空手段解説
〈フリーガーファウスト〉
突撃兵の対空ガジェットとしてフリーガーファウストが追加された。これで歩兵が対空砲に頼らずとも制空権争いに参戦することができるようになった。詳しくは下記の記事で
〈対空砲〉
1枚目は主にドイツ陣営に設置されてあるFlak 38。単発ダメージは控えめだがレートが高く当てやすい。なおイギリス兵が建築すると下記の40㎜対空砲になってしまうため、既存のものでない限りはドイツ陣営でしかお目にかかれなくなる。
2枚目は主に太平洋やイギリス陣営に設置されてある40㎜対空砲。爆撃機に対してですら単発12ダメージ以上と非常に重いので、レートの遅さは全く気にならない。バレンタイン対空戦車に積んであるものと同じ性能というぶっとんだやつ(ぶっちゃけOP) 欧州マップだとイギリス兵が建築しなければ設置できないため、ドイツ陣営は多少不利ともいえる。
半分以上の拠点には対空砲がある。なかには援護兵じゃないと設営できない対空砲もある上に、破壊されてしまった場合は援護兵でしか修理できないため、対空砲で本格的に支援したいときは援護兵がおすすめだ。そして工兵のコンバットロールだとなおよい
フランクくんイケメンだよね。ヘンリーくんも
特性の「重火器エキスパート」は、固定兵器等を使用する際にオーバーヒートまでの時間を延ばすことができるため、継続火力を出してくれる。また爆撃機などの後部機銃にも反映されるため分隊員の航空機に同乗してサポートする際にも非常に強力だ。もちろん援護兵でなくても指切り運用などで工夫すれば火力は出せる。動画は対空砲が上手なフレンドと合同で作った。
※現在は動画の数倍のダメージが叩き出せるため、簡単に撃墜できる
対空砲のメリットとしてまず、弾が無限であるということ。対空戦車や戦闘機は弾数制限があるが、こちらはない。そして壊されてもすぐに再設営できるところも挙げられる。戦闘機や対空戦車は壊されるとしばらくはリスポーン画面で暇をつぶさなければならないが、対空砲なら援護兵で数秒で再設営できる。そして何より今作ならではの長所として
牽引できる
そうこれが今作の対空砲の一番の強みだ。(ただし太平洋マップの対空砲は牽引できない)前作BF1の場合、対空砲の位置はだいたい決まっていたので、簡単に対空砲を破壊できた。対空砲自体の射程も短かったため最悪そこに近づかなければまず怖くなかった。だがしかし今作は威力も悪くない上に射程が理不尽に長い。
そんなものを本来ない場所から撃たれると非常につらい
エースパイロットは基本的に固定対空砲の位置ぐらい把握している。しかし輸送車両や戦車で牽引された対空砲の位置など把握しようがない。しかも撃たれたころには手遅れで、無駄に長い射程のせいで絶望的な状況に追い込まれる。空には遮断物もない。
正面から勝てないのなら不意打ちをすればいいのだ。卑怯かもしれないが、FPSで上空から攻撃できる航空機のほうがよほど卑怯だ。卑怯には卑怯で対抗してやろう。
もちろん分隊で組んで神出鬼没な対空砲となったり、対空戦車の後ろについて火力増しにしてもいい。移動できる分可能性はたくさんある。ただし無人の対空砲を牽引すると全体マップに白い無人の対空砲マークが移動することになるため、注意が必要だ。
また対歩兵もそれなりに強いので、空に敵機が見えなくて暇なときは歩兵を狙撃してもいい。
しかしデメリットとして言うまでもなく固定兵器なので搭乗者の身を守る装甲がない。そのため正面から航空機と撃ち合っても機銃で撃ち抜かれたり爆弾で吹っ飛ばされたりする。また牽引できない固定対空砲は位置を把握されている。
対空砲を撃つということは同時に敵航空機に自分の居場所を教えることになる。対空戦車は回避行動をしながら攻撃できるため強気にいけるが、移動できない対空砲は反撃されてしまう。なので正面からケンカを売るのは得策ではない。現在は正面からでも普通に落とせてしまうので、バンバン撃とう
なので運用方法として
①格闘戦(空対空戦闘)中に横槍を入れる
②自陣に逃げ込んできた味方機の後ろを追う敵機を撃つ
③味方対空砲に撃たれている敵機を撃つ(フォーカスを合わせる)
などだ。特にパイロット目線から言わせてもらうと、空対空戦闘中に敵対空砲に撃たれると絶望する。特に戦闘機はなおさらだ。敵戦闘機に後ろを取られないようにすることで手一杯なのに、その上敵の対空砲のことなど構う余裕はない。
撃つことに夢中なうっかり戦闘機ならそのまま撃墜できてしまう。
同じ状況の敵パイロット目線だ。あと少しで撃墜まで行ったのだがこれ以上被弾すると危ないと判断し離脱せざるを得なくなる。非常にもどかしい。
またあえて正面から挑む場合には以下のことを留意しよう。
①対空砲の射程に入るまで無駄打ちしない
②被弾エフェクトで視界を防ぐためにコックピットを狙う
③反撃されることを覚悟する
無駄に存在を悟られないためにも射程内に入るまで撃たず、射程内に入ったら一気にぶちかまそう。また対空砲火を受けると航空機は被弾エフェクトで画面が見えにくくなる。特に機銃や機関砲、ミサイルで攻撃する際はコックピット視点でするのだが、対空砲火を受けると画面がめちゃくちゃ揺れてエイムどころではなくなる。弱点部位でもあるので積極的にコックピットを狙おう。そしてもちろん先述の通り正面戦闘なら戦闘機ならまだしも爆撃機相手には厳しい。正面から挑む際は死を覚悟しよう。
現在は正面から挑んでも余裕で勝てるほどに強化されてるので、強気で落としにかかろう。
ちなみに対空砲に乗ってて航空機に反撃されて死んでしまったときは
わたしが犠牲になったおかげで戦車や何人かの歩兵の命が救われた
と考えよう。対空砲が犠牲になることで直接戦況を左右する有能な戦車兵が救われていることは事実である。先述の通り、対空砲の相手するのに必死で本来の航空機としての役割を果たせない状況に持っていかれることは多々あるからだ。
そもそも現環境のくそ雑魚爆撃機が自由に飛べてる時点で相手側の戦闘機に根本的な問題があるので、味方航空部隊の責任であって対空砲の性能とか以前の問題なので歩兵に非はない
〈対空戦車〉
対空戦車とは、対航空機・対歩兵戦闘に特化した戦車である。もちろん名前の通り「絶対戦闘機殺すマン」である。ごく一部をのぞき、ちゃんと立ち回れば対空戦車に対して決定的に有利な航空機はない。反撃手段があり硬い装甲を持つ爆撃機ですら撃墜とまではいかなくてもまともな立ち回りができなくなる。反撃手段のない戦闘機に至ってはなすすべなく死ぬ。死ななくてももはや飛んでるだけのお荷物になる。
さて、対空戦車は現在は両陣営に1輌づつ実装されている。イギリス軍はバレンタイン空戦車MKI、ドイツ軍はⅣ号対空戦車だ。どちらも見た目がかわいい
細かい専門技能などの違いはあれど、共通しているのは非常に高い対空戦闘能力を持つということだ。ただし偏差撃ちができていることが前提だ。この時代に誘導地対空ミサイルなどはない。
さて立ち回りの解説の前に、前置きとしてこれはパイロットからされると非常に困る効果的な"対空戦車"の立ち回りの解説であり、戦車としての立ち回りとして必ずしも正しいとは限らない。その辺はランカー戦車乗りの意見を優先させてほしい。
まず基本的なこと。
①視野を広く持とう
おそらく普通の戦車以上に広い視野が必要だ。対空戦車は空域全体の状況と地上の戦況を同時に把握しなければならないからだ。視野が狭い対空戦車はむしろ戦車や突撃兵、爆撃機の格好の餌だ。
②自陣で芋るな
たまに見かけるのがリス位置から延々と撃ってる芋対空戦車だ。残念ながら彼らは何も役に立っていない。対空戦車の最大の利点は強力な対空装備と機動力を両立させている点にある。動かないのなら対空砲でいいし戦車枠をまともな戦車兵に譲るべきだ。また動かない対空戦車は爆撃機に簡単に壊されてしまう。というか、自陣に籠ってる対空戦車なんて最悪そこに飛んでいかなければいい話になる。一番脅威な対空戦車は前線にいる対空戦車だ。下手すれば自陣補給所付近まで対空戦車の射程内に入る。
③対空と対地をバランスよくこなせ
対空戦車は対空と対歩兵において強力な戦車だ。ずっと歩兵ばかり攻撃して敵機を自由にさせる対空戦車も、空ばかり見て地上に関与しない対空戦車も、はっきり言ってゴミだ。また対空戦車は強化すれば戦車並みかそれ以上に近接歩兵戦闘や自衛力を高められるので、拠点に絡まない言い訳はできない。
◎対戦闘機戦闘
ひたすらにスペック有利であり一方的にボコボコにできる。なんなら正攻法で戦闘機で勝負を仕掛けるより数倍強い、もちろん正面からの戦闘で負けることはほぼない。突っ込んでくる愚かな戦闘機がいれば瞬殺してやろう。
なお対空ダメージが大幅強化された現在は、対空戦車の上空を飛行しなければいけない爆撃機よりも、ロケット等の遠隔攻撃手段と機動力を兼ね備える戦闘機のほうが厄介であることが多い
もちろん戦闘機は高速で機動力があるため逃げ切られるかもしれないが、逃げ切るだけで精いっぱいな時点でこちらの思うつぼだ。ただし迎撃に夢中になり爆撃機や地上兵にボコされると元も子もないので常に視野を広く持とう。ただし複数の戦闘機に同時にロケットなどで攻撃されるとさすがに耐えきれないので油断しないように。
射程も理不尽に長い。本当に戦闘機絶対殺すマンである。
◎対爆撃機戦闘
ここで対空戦車乗りとしての腕が問われる。先に結論から言えば対空戦車と爆撃機はお互いがお互いのアンチだ。先手を打ったほうが有利となる。爆弾を直撃させてしまえば爆撃機が勝つし、逆に避けてしまえば対空戦車が有利となる。言い換えれば
爆撃体制に入り爆弾を投下するまでは爆撃機が有利だが、それ以外の全ての状況では対空戦車が有利
現在は対空ダメージ強化により対空戦車のほうが明らかに有利
である。つまり爆撃機が先手を打ち爆撃照準を合わせようとしている瞬間は爆撃機が主導権を握る。対空戦車は撃ちながらも回避行動をとらなければならない。そして爆撃機がうまく爆撃に成功すれば対空戦車は致命的なダメージを受けるが、もし外せばそれからは離脱に成功するか否かまで一方的に対空戦車から撃たれることとなり、対空戦車が主導権を握る。また爆撃機が対空戦車以外の標的を狙っているときはもちろん対空戦車が一方的に攻撃できる。図にまとめた。
つまり、爆撃体制の際にうまく回避行動が取れれば、終始対空戦車が爆撃機に対して有利となるのだ。なので爆撃体制の際の対空戦車の立ち回りを解説しよう。
一言で言えば動けだ。
よくいる「航空機がうざいから」という理由だけで立ち回りがわかっていない対空戦車に乗ってるプレイヤーに多いのが、撃つことに必死で全く動かない対空戦車だ。しかし動かない対空戦車はただの爆撃目標である。対空砲火で位置バレしているので「ここに爆弾を落としてくれえええええ!」と叫んでるに等しい。なのでまずそれを避けるために動きながら撃つことは最低限心がけてほしい。
と言ってもただ動くだけではダメだ。
動画のように動いておけばとりあえず最悪の事態は免れる。敵が攻撃で使用した爆弾は500㎏爆弾×4であり4発中2発命中で対空戦車は破壊されるのだが、回避行動をとったたため直撃を1発に抑えた。(なぜかまた前進したので、それがなければ1発も直撃しなかったと思われる)おまけに動画の対空戦車の武装は対歩兵戦闘を意識した武装なので、対空特化した武装であれば撃墜できていたかもしれない。
またこの回避行動で大切なことは
敵爆撃機の進行方向と垂直の方向に回避
これは対航空機で最も力強く学んでほしいことだ。理由は「航空機は横偏差が難しい」からだ。
爆撃機の進行方向と平行方向での偏差は緩降下・急降下で調整が可能なため集弾させたりばらけさせたりは楽なのだが、高速で移動する航空機にとって垂直方向での偏差、つまり着弾地点の調整は難しい。というかほぼ不可能に等しい。少なくとも全弾直撃なんて事態は避けられる。あと重要なことだが、逆もしかりで
敵爆撃機の進行方向と平行の方向に回避は絶対にNG
なぜなら先述した通り縦の着弾地点の調整は緩降下・急降下、減速・加速でいくらでも調整できる。敵爆撃機が怖いからと言って後ろに下がってはいけない。
常に進行方向と垂直の方向に避けることを心がけよう。ADS視点でわかりにくいかもしれないが上の動画での2機目の重戦闘機の爆撃の避け方をぜひ見てほしい。
これは対空戦車に限った話ではなく、爆撃機に対してスペック不利な戦車や歩兵に関しても同様の回避行動で致命傷を負わずに済むことが多い。大切なことなのでもう一度言うが、
敵爆撃機の進行方向と垂直の方向に回避
しよう。これだけでぐっと生存率が伸びる。対空戦車の対爆撃機戦闘において、爆撃さえ回避してしまえば対空戦車が一方的に撃ち放題だ。この回避術を身につければむしろ爆撃機もカモである。ただし繰り返しているとじわじわ対空戦車側の耐久値が削れていくため、こまめに補給所に行こう。
※ただし、スピットファイアVBやモスキートの装備するRP-3無誘導ミサイル x8は対空戦車に対する絶対的アンチである。本格的に被弾する前に遠距離からミサイルで全弾クリティカルヒットで70ダメージ前後を対空戦車に対して叩き出せる。しかし弾速が遅いので上記と同じ挙動で回避できる。
また同じく苦手なものとしては直撃一撃の爆弾だ。まぐれでも直撃すれば一撃なのでワンチャン横偏差が合う可能性がある(ここに関しては私も航空機側を弱体化するべきだと思っている。特に4000lb爆弾)
◎対歩兵戦闘
対歩兵戦闘ももまた対空戦車の得意分野である。もちろん対空戦車の武装は射程が長いので遠距離からの狙撃に向いている。と思われがちだが、実は
近接対歩兵戦闘もめちゃくちゃ強い
対空特化となれば少し話が変わるが、対空戦車の専門技能は対歩兵戦闘を意識した装備がたくさんある。もちろん無謀な突撃は度の戦車でも愚かだが、強烈な対歩兵制圧力を持ちつつ中戦車並みの装甲と機動力があるので、歩兵数人ぐらいなら突破することが可能だ。少なくとも
自拠点で芋るには非常にもったいない対歩兵制圧力を持つ
そう対空戦車だからと言って安全地帯で籠る言い訳にはならない。目標にもちゃんと絡めるだけの武装があるのだ。もちろん戦車や突撃兵に囲まれるとかなり厳しいが、それはどの戦車も同じである。
一例だが、バレンタイン対空戦車はスポットフレアで索敵しつつ歩兵に対して制圧射撃ができるので拠点攻略の際にかなり強い。
また、Ⅳ号対空戦車はスモークランチャーやSマインランチャーなどで近接対歩兵戦闘や自衛が得意な機体を作り上げられる。
動画を見ればわかるのだが、思ったよりしぶとく戦えることがわかるだろう。見た目や偏見のせいでもろいと思われがちだが、中戦車(バレンタイン戦車やⅣ号戦車)並みの装甲がある事実を忘れがちだ。
もちろん対地に夢中になって敵の戦闘機を自由にさせたり爆撃機に破壊されてしまったら話にならない。まずは味方の航空部隊とともに制空権を確保しよう。
◎対戦車戦闘
スモーク撒いて逃げろ
〈その他〉
その他の対空手段としては、戦車の主砲で航空機を打ち落とすことだろう。
直撃すればほぼワンパンだ。また徹甲弾などの初速の早い高速弾だと撃ち落としやすいだろう。ちなみに最も偏差が必要ない主砲はリトルジョンアダプターを搭載したスタッグハウンドである。偏差撃ちに自信がある戦車乗りは狙ってみよう。むしろうまい人なら対爆撃機に関しては対空戦車使うより手っ取り早いが、対戦闘機はやはり対空戦車のほうが強い
また、対空MMGも選択肢には入る。
ちなみにギュンターくんである。ファイアーストームのトレーラーで見せた彼のかわいい走り方はファンを増やしたことだろう。
多くのMMGに対航空機ダメージを増加させる専門技能がある。前環境ならまだしも現在は航空機に入るダメージが弱体化されたため、あまり効果的な手段とは言えない。
#BFV 対空射撃の鬼 pic.twitter.com/NttKZOEdHx
— 秀明 (@Hideaki_Non) November 25, 2018
ただしこのような人間国宝級のプレイヤーもいる。(弱体化前とはいえもはや人外レベルである)
そしてAT教団ご用達の対空パンツァーファウスト、対空PIATが挙げられるだろう。
当たればほぼワンパンである。
緩降下爆撃を仕掛けてくる爆撃機や低空で機銃掃射を仕掛ける戦闘機を狙ってみよう。パイロット歴は長いのだが2日に1回ほどパンツァーファウストに撃ち落されるので、割と有効で実用性があるといえるかもしれない。少なくとも撃たれると「なんかやべえやついる」ってなる。
【BFV】航空機解説大全(初心者向け)
BFV航空機解説
この記事は初心者を中心に「BFVで航空機何に乗ればいいんだろう?」「これに乗るときはどう立ち回ればいいんだろう?」という疑問の手助けになるかもしれないものだ。航空機の機種ごとの特性や立ち回りについて解説していくものなので、ある程度のセオリーや理論を把握している自称エースパイロットの方は読む必要はないと思う。※新パッチや新航空機の更新のたびに随時更新する予定
また、航空機に乗りたい人のみならず、航空機を落としたい人、航空機の標的になりたくない人など歩兵や戦車乗りの人にも役立つことも解説している。パイロット目線でされるといやなことなども暴露してしまう記事だ。より詳しく知りたい人はこちらの記事も
著者であるわたし、ハノイ・ハンナ
は重戦闘機が専門で爆撃機や戦闘機も一応乗る万能パイロットを目指している所謂器用貧乏である。どれも中途半端にしか使えない。歩兵は雑魚。ちなみに名前の由来はベトナム戦争でプロパガンダ放送をしていた女性「ハノイ・ハンナ」というわたしの好きな歴史上の女性から由来している。
この記事の特色は、ほかの動画などでよくテーマにされる戦闘機だけでなく、重戦闘機や爆撃機についても解説しているところだと思う。ぜひ戦闘機だけでなくほかの機体のことについて知りたい人は読んでほしい。
まず最初に筆者とのお約束。現実・史実の航空機とBFの空戦仕様は物理演算をはじめ根本的に異なるので、航空機用語はそれに近い機動や事象を便宜的に命名してるケースがほとんどなので、ミリタリー指摘マニアの方々は用語の語尾に「~もどき」「~ぽいもの」を付けて読んでください。もちろんわたしが明らかに間違えている場合にはご指摘ください。
と前置きを書いておいてアレだが、、この記事に出てくる航空機用語は覚える必要はない。航空機用語なんて言語で言えば文法用語なので、知らなくても会話はできる。わたし自身も実は用語なんて知らず我流で感覚的にやってきた身なので「あ、この機動はこういう名前なんだぁ」ってあとから知るケースがほとんど。どういう挙動かってのさえ頭に入れとけばOK。
〈目次〉
→戦闘機
→重戦闘機
→爆撃機
→急降下爆撃機
・ビークルジャンケン
→対空の立ち回り
〈基本機動〉
〈攻撃機動〉
〈防衛機動〉
〈対爆撃機戦闘〉
〈重戦闘機の空対空戦闘〉
→対戦車の立ち回り
〈緩降下爆撃〉
〈急降下爆撃〉
〈対戦車砲攻撃〉
〈ミサイル攻撃〉
→対歩兵の立ち回り
〈機銃掃射〉
〈対空砲処理〉
・各航空機解説
→連合国
【イギリス】
〈戦闘機〉
〈重戦闘機〉
〈爆撃機〉
〈対空戦車〉
【アメリカ】
〈戦闘機〉
→枢軸国
【ドイツ】
〈戦闘機〉
〈重戦闘機〉
〈急降下爆撃機〉
〈爆撃機〉
〈対空戦車〉
【日本】
〈戦闘機〉
→その他
BFV航空機 背後をとられた時の対処方法【入門】 - らいちゅの独り言
誰しもが最初は初心者である
すまし顔で気取ってるあのパイロットも、キル数でイキリ散らかしてるそのパイロットも、はじめは訳が分からず飛んではいきなり地面に墜落したのだ。
筆者も初めて航空機で遊んだときは拠点にあるポールにぶち当たったものだ。航空機に乗れない、航空機なんて初心者だ、なんてのは全然恥ずかしいことじゃない!
では本題に入ろうと思う。まずはお堅い話から
航空機概論
そもそもBFにおける航空機の存在意義について話そう。
BFは陸空海のビークルが入り混じる大規模戦闘が売りのゲームだ。もちろん航空機だけが戦場を支配しているわけじゃない。拠点占領が目的であるゲームルールにおいて主役はまぐれもなく歩兵である。では航空機の存在意義、それは
いかに制空権を取り味方地上軍の進軍をサポートするか
裏を返せばいかにして敵地上兵の進軍を食い止めるか、でもある。パイロットはこれと永遠に向き合わなければいけない。このゲームにおいて航空機は主役ではなく強力なサポート職と思ってもらって構わない。そもそも航空機が直接占領できるマップはない。どうすれば味方歩兵が敵拠点に進軍できるか?どのように拠点を守る戦車を援護しようか?それを常に考えるのが航空機の宿命である。
ここで根幹となるのが制空権である。制空権を確保した状態とは【敵航空戦力の無力化】であると言えよう。さて制空権を取るとどうなるか?友軍歩兵は敵戦闘機の機銃掃射におびえることなく敵拠点に進軍できるだろうし、友軍戦車は敵爆撃機の脅威から解放され拠点防衛に集中できるだろう。少なからず戦況は良い方向へ向かうはずだ。
一方で航空機はある程度の装甲に守られており、FPSで有利とされる高所から一方的に攻撃することができるため「キルしやすい」と思われているかもしれない。そして地上のことなんかどうでもいい、自分がキルさえできればいい、そう考える新人パイロットもいるかもしれない。だがパイロットが一方的にキルしようと思うのなら必然的に制空権は確保しなければいけない。制空権すら取れてない状態でのキルは非常に困難であるからだ。味方のためにも自分のためにもまずは制空権を取りにいくのがパイロットとして避けられない義務なのだ。
制空権を確保しても航空機の仕事は終わらない。むしろここからが本番だ。敵航空機は制空権を取り戻そうと必死で反撃するだろうし、対空砲火も一層厳しくなるだろう。そんな状況で敵戦車の無力化と歩兵の駆逐が求めらられる。戦闘機は制空権の維持を、爆撃機は地上戦車の徹底的な破壊が求められる。
敵地上部隊を一方的に虐殺していると罪悪感すら覚えるかもしれないが、
制空権とは航空機だけでなく歩兵や戦車も一丸となって争うもの
である。今作も例外ではなく歩兵や戦車にも非常に強力な対空手段が用意されている。制空権を取られるチームは航空機のみならず地上部隊にも少なからず責任があるので、制空権を取ればためらうことなく敵軍を蹂躙しよう。情けは無用だ。
制空権を確保するためには格闘戦(ドッグファイト)と呼ばれる空戦を行う。その際の基本事項や立ち回りは後程詳しく説明したい。
航空機の基礎事項
まずは航空機の機種に関係なく最も基礎的なことを3つ挙げよう。
①ビークル感度は最大に設定
初期設定ではビークル感度はとても低い。そんな設定で最大旋回しようとしたらマウスパッドがどれだけ大きくても足りない。
②常にフルスロットル
スロットル入力してないとエンジン出力は7割ほどしか出てない。航空機は速度が早ければ早く旋回できるので、意図的な減速時以外はぜんぶ押しっぱなしで構わない
③旋回時はラダーを使う
図の緑色がラダー。詳しい仕組みとかはどうでもいいのでとりあえず旋回するときはラダーを使わないと効率よく旋回ができない。無意識に旋回時にラダーを使う癖をつけよう。
まあ理屈や理由に疑問は持たずにこの辺は素直に設定することをお勧めする。キーボードやマウスのキー設定は個人の好みでいい。まずは練習場で航空機に乗って何となく飛んで地面にキスして感覚をつかむところから
またビークル視野角のこともよく議論になるが、正直個人のプレースタイルによるので一概にどうとは言えないが、傾向としては視野角が広い方がよい。対空メインの人は視野角最大のほうが敵機を視認しやすい一方、対地メインの人は三人称視点の際に視野角が狭いほうが見やすいこともある。ちなみに筆者は対地メインなので視野角はやや広い程度。
航空機の基礎事項(種類と役割)
さあいよいよ航空機に乗ろうと張り切る新人パイロット、しかし目の前にはいろんな種類の航空機がある。現在実装されている航空機を筆者は以下のように分類した。なおどの機体に乗りたいにしろ、すべてのジャンルをある程度乗ってみることをお勧めする。各機体の詳しい解説は記事の最後のほうに貼ってあるURLを参照にするとよいが、この記事の知識があることを前提に書かれているので注意。
①戦闘機
戦闘機は高い旋回性能を持つ航空機で制空権の確保を意識した性能である。軽快でスピード感のある機動で敵機を追いかけ、圧倒的な火力で敵機を落とし、敵のいなくなった空から敵兵士に機銃掃射をしかけるまさに空の騎士である。戦闘機は紛れもなく航空戦力の要であり主役であり続ける。空対空戦闘において戦闘機は爆撃機や重戦闘機を一方的に蹂躙しうるスペックを持つ。腕によっては空の戦況を完全に掌握するゲームメイカーとしてエースパイロットの称号を得るだろう。
一方で極めようとすればするほど奥が深く、「完全無欠な戦闘機乗り」などは空想上の生き物である。装甲が薄い上に後ろにつかれた時の防衛手段が乏しいため、空中戦闘機動などで自力で挽回するしかない。また多くの戦闘機は対戦車手段に乏しいため、対空戦車に一方的に攻撃されることとなるだろう。
スピットファイアVA、スピットファイアVB、BF 109 G2、BF 109 G6 がこれにあたる。
向いてる人
・制空権を取りたい
・圧倒的な機動力で空を支配したい
・エースパイロットになりたい
②重戦闘機
重戦闘機は戦闘機をも凌駕する驚異的な高火力と爆撃機を彷彿させる対地爆撃能力を兼ね備えたマルチロール機である。自ら空対空戦闘に参加して圧倒的高火力で敵を粉砕し、制空権を確保した後も歩兵や戦車を相手に対地攻撃で地上をも支配しうるポテンシャルを持つ。また戦闘機より耐久値があり、機種によっては戦闘機すら追いつけない高速戦闘機として活躍できる双発機だ。
しかし弱点も明確で、機動力や旋回性能は戦闘機を大きく下回り、正面からの格闘戦で戦闘機に勝てる見込みはほぼないだろう。耐久値のわりに機体が大きい上に、たいていの機種は後部機銃を積んでおらず防衛手段が皆無なため、戦闘機に後ろを取られるとどうしようもない。また爆撃機には対地爆撃火力が劣るため、工夫した立ち回りができなければ器用貧乏で終わってしまう。
モスキートMkⅡ、モスキートMkⅣ、Ju88Cがこれにあたる。
向いてる人
・対空、対戦車、対歩兵を全部こなしたい欲張りさん
・圧倒的高火力でワンチャン狙いたい
・立ち回りを工夫するのが好きな人
③爆撃機
爆撃機は圧倒的な装甲を誇り、歩兵はおろか戦車すら無慈悲な高火力で一撃で粉砕してしまう対地攻撃に特化した航空機である。往々にして対戦車攻撃に特化しており、その爆撃火力の右に出る機種はない。機体後部や下腹部に防衛火器やガンタレットが装備されており、対空防衛火器が豊富であることが多い。また硬い装甲のおかげで、多くの航空機の天敵である対空砲や対空戦車のアンチとして機能する航空機だ。
しかし劣悪な機動力と旋回性能に加え、被弾面積の大きい巨体は戦闘機の凶悪な火力を前に簡単に撃墜されてしまうため、装甲は過信できない。多くの爆撃機は正面火力が貧弱で制空権争いでは常に不利な状況に立たされる。制空権を取った空では無類の強さを誇るが、敵戦闘機には無力に等しく対策されると簡単に撃墜されてしまうピーキーな航空機である。制空権を取られてるときは素直に戦闘機に乗ろう
ブレニムMK IF、ブレニムMKI、Ju88Aがこれにあたる
向いてる人
・敵戦車をボコボコにしたい
・敵歩兵もボコボコにしたい
④急降下爆撃機
急降下爆撃機はピンポイントで正確な精密爆撃に適しており、歩兵や戦車をしっかり確殺するスタイルに向いている。爆撃機よりは旋回性能があるためそれなりに空戦にも対応できる。また耐久値はほぼ爆撃機と変わらない上に被弾面積が小さいため、数値以上の生存率を誇る。サイレンがエロい
しかしただ爆弾投下しても効果は見込めず、急降下爆撃を習得する必要があるため敷居が高いかもしれない。生存しやすいが初期仕様だと前方火力が貧弱なため格闘戦では火力負けすることが多い。いくら硬くても戦闘機にはスペック不利なことは変わりなく、総合爆撃火力は爆撃機に大きく劣るため、うまく使いこなすには練習が必要だろう。
シュトゥーカB1、シュトゥーカB2がこれにあたる
向いてる人
・急降下爆撃がしたい
・玄人向けの航空機にチャレンジしたい
〈ビークルジャンケン〉
機体の専門技能と個人のプレスタイルによって変動するが、
【対空】
【対戦車】
という具合で得意不得意がある。対歩兵は多少爆撃機が有利だがどの航空機でもそれなりにこなせられる。
また今作はビークルごとにジャンケンに似た構図があり、往々にして極端に有利不利がわかれる
〔①戦闘機→②重戦闘機〕
重戦闘機は防衛火器(後部銃座やガンタレット〕のある爆撃機と違い、後方に攻撃可能武装がない機種が多い。また旋回性能ではどうひねっても負けるため、格闘戦に持ち込まれるとまず勝てない。また被弾面積が大きいので対空ロケットが当たりやすくよほどのテクニックがない限り重戦闘機で戦闘機に勝つことは厳しいだろう。
〔②重戦闘機→③爆撃機〕
爆撃機は相手が不慣れな戦闘機であれば、高火力の後部機銃で撃墜することができるかもしれない。しかし装甲が戦闘機より硬くより火力の高い重戦闘機は絶対爆撃機殺すマンであり、重戦闘機の前方火力は爆撃機の後部機銃との火力レースで勝ててしまう。火力レースに勝つとは要するに重戦闘機の耐久値が爆撃機の後部機銃に削り切られる前に爆撃機の耐久値をゼロにしてしまうという意味だ。
〔③爆撃機→地上車両〕
爆撃機の爆撃能力は非常に強力で、うまい人であれば片道で戦車をワンパンできる。対空装備をつけてない車両であればほぼ一方的に爆撃機で攻撃することができ、歩兵で破壊するには厳しい重戦車などにも圧倒的に有利である。ただし対空戦車は油断すると撃墜されるほど火力がある上に、うまい戦車乗りはちゃんと爆撃を回避する上に徹甲弾などで反撃してくるので注意。
〔対空戦車→①戦闘機〕
ほとんどの戦闘機は対戦車能力が貧弱であるため、対空手段のある戦車に対しては有効な対抗手段がなく一方的な攻撃にさらされることとなる。単発威力が高く射程の長い対空戦車の武装は装甲が非常に薄い戦闘機には常に脅威であり続ける。ただし対歩兵向けの爆弾やロケットで嫌がらせ程度の抵抗はできる。
〔航空機と対空砲〕
さて重要なのが航空機と対空砲の関係である。結論から言えばお互いがお互いのアンチである。対空砲の性能は非常に強力で、援護兵などで使用すればかなりの対空火力が出る。単発威力も高く射程も理不尽なほどに長いため歩兵にとっては非常に強力な対空手段だ。しかしあくまで固定兵器でありビークルとは違い搭乗者を守る装甲などはないので、先手を打てば航空機でも対空砲を処理することは難しくない。状況次第と言えよう。
航空機の立ち回り
さて、具体的な航空機の立ち回りだが、航空機の行うべき戦闘行為は主に3つに分類できる。〈対空〉〈対戦車〉〈対歩兵〉であろう。まずは航空機なら誰しもが避けて通れない対空戦闘、つまり空中戦闘機動から順に解説しよう。
〈対空〉の立ち回り
航空機に乗る以上は空対空戦闘は避けられない。なぜなら制空権を確保する≒敵機を撃墜することだからである。主に戦闘機が空対空戦闘に長けており、しばしば戦闘機同士が自軍の名誉をかけて熾烈な格闘戦を繰り広げることになる。しかしこれは声を大にして言いたいのだが、
空対空戦闘は戦闘機以外もしなければならない義務であり、否応なしに発生する
もちろん敵戦闘機に狙われたら爆撃機だろうが空対空戦闘は自衛のためにも必要であるし、もし両軍に戦闘機がいなくても制空権確保をするために必然的に発生するのだ。ごくまれにお互いの航空機同士(戦闘機も含む)がお互いを攻撃せず対地攻撃に専念する「紳士協定」と呼ばれる状況が発生するが、紳士でも何でもなく臆病者である。そのような考えのパイロットに上達は見込めないのでもしその状況を見かけたら彼らを軽蔑してほしい。なんならそのサーバーから抜けていいレベルだ。
好きとか嫌いとか関係なくまともなパイロットのいる空では必ず格闘戦は発生する。避けては通れない。なので「私は爆撃機で対地攻撃をしたい」「急降下爆撃で戦車を壊しまくりたい」という新人パイロットの諸君も必ず目を通してほしい。エース爆撃機乗りとは爆撃機なのに空対空戦闘が強い人だ。敵戦闘機もそのようなパイロットをきっと称賛するだろう。
ここでまず空中戦での常識を言おう、
空中戦において、多くの場合は敵機を追いかける側が圧倒的に有利である
なぜなら後部に防衛火器のある爆撃機などならともかく、格闘戦の主役を担う戦闘機にはそのような防衛手段がないため、追いかけられる側は一方的に攻撃されることとなるからだ。そのためもう神経質なくらいでいいのでバックカメラで随時後方の安全を確認しよう。後ろにつかれたら死を意味する重戦闘機は特に注意だ。
このような空中戦はしばしば格闘戦(ドッグファイト)とほぼ同義で語られるものである。その格闘戦の際には様々な空中戦闘機動と呼ばれる空中戦の際に使用するマニューバ(空中動作、航空機動作)がある。それらのうち主な機動を簡単に解説しようと思う。先述したが名前は覚えなくていい。「なるほどこういう挙動があるのだな」と頭に入れてくれたらうれしい。文字で言われてもわからんってひとは解説図や動画で視覚的に覚えてほしい。動画(bluehawaii1213様ご協力ありがとうございます)を掲載しているので実際のBFVの映像でも見て覚えてほしい。
わたしは便宜的に、常にいかなる場合でもオプションに入る機動を【基本機動】、主に攻撃時(敵機の後ろを取っている状態)で多用する機動を【攻撃機動】、主に防御時(敵機に後ろを取られている状態)で多用する機動を【防御機動】と分類した。
【基本機動】
と本題に入る前に、まずはこの画像を見てほしい
航空機の挙動はこういう風に名前がついているが、正直説明するのもめんどくさいし知らなくても別に空対空戦闘はできるのでとりあえず、縦にぐるーんがピッチ、横にぐるーんがヨー、その場で機体だけを横にぐるぐるさせるのがロールみたいな感じでなんとなーく感覚だけはつかんでほしい。まあつかめなくてもあとで視覚的に解説するので安心してね。
なわけで
◎ループ → 宙返り。一般に上向きのものを指す。下向きのものは逆宙返り。上方、下方と名前の前に付けて方向を区別することもある。とかコピペ説明文はどうでもいいのでとりあえず下のGIFで動きを確認
ジェットコースターのように縦に旋回するだけ。要はさっきのピッチの動きだ。なあにこれも十分な空中戦闘機動だ。敵が旋回性能で劣る場合にはこれだけで追い詰めたり逆転できたりできる。
◎エルロン・ロール → 水平飛行中にエルロンのみを使用して直進しながら左または右方向に360度ロールすることで、曲技飛行にも使われる初歩的な機動。エルロンってなに?まあ気にするな。
なんかカタカナ4文字つけてイキってるだけで要はさっき前置きで説明したロールのことだ。上のGIFでもぴんと来なければ後に貼ってある動画を見よう。これは防衛時に使うことが多いが、それ以上に多用するので基本機動とした。
◎シャンデル → あらオシャレな名前。水平飛行中から45度バンクし、そのまま斜めに上方宙返りし速度を高度に変える。開始時と終了時で方位が180度変わり、速度が減少する代わりに高度が上がる。まあ図を見ればいい
◎スライス・バック → シャンデルの逆で、水平飛行からマイナス45度(135度)バンクし、そのまま斜めに下方宙返りし高度を速度に変える。開始時と終了時で方位が180度変わり、高度が下がる代わりに速度が増大する。文字だけだと筆者も正直わからないので後の動画を見てほしい。
と、ついでなのでここで一言。BFでどこまで再現できてるかはよくわからないけど、とりあえず航空機は高度を上げる際は速度が減少しがちで、高度を下げる際は速度が増大しがち。まあ理屈はどうでもいいのでそういうもんなんだなって頭に入れといてほしい。
◎インメルマンターン → ループの頂点で背面姿勢からロールし水平飛行に移行する。
これは戦闘機はもちろんだが、急降下爆撃機に乗りたい諸君はしばしばこの機動を使うので要チェックだ。
◎スプリットS → インメルマンターンの逆向きで、水平飛行中から180度ロールし背面になり、そのまま下方向への逆宙返りで水平に戻る。
見ての通り、急降下するのである程度高度がないと地面にディープキスしてしまうので注意
【攻撃機動】
攻撃時とはつまり敵機の後ろをとって追いかけるときである。つまり状況は有利だ。簡単に言えば、同じ戦闘機であれば前方の敵と同じ動きをすればいい。しかし機銃を当てるには旋回中で追いつけない時や、敵機のほうが旋回性能が優れてるときに形勢逆転させないために行うとよいとされるのが攻撃機動だ。
◎ハイ・ヨーヨー → ヨー・ヨーのひとつで、目標機を追う際に自機の速度が優速である場合に余った速度を上昇することで高度に変換し一旦速度を落とし、そこから降下することで再び速度を得ながら追随する機動。
さきほど述べたように、航空機は高度を上げる際に減速しやすく、高度を下げるときは加速しやすい。この性質を利用してしっかり敵機のケツを追いかけられる。
◎ロー・ヨーヨー → ハイ・ヨー・ヨーの逆で、目標機を追う際に自機の速度が劣速である場合に足りない速度を降下することで補い、そこから上昇することで再び高度を得ながら追随する機動。筆者はよくこれを使うのだがたまに木や家屋にかすって死ぬ
【防衛機動】
防衛時とは敵機に後ろを追いかけられているときである。つまり状況は不利だ。なるべく被弾を抑え、いかに逆転するかが勝負のカギとなる。ただ逃げるだけではいずれは落とされてしまうため、防御といいつつも逆転することで一気に有利な状況に持っていくことができる。ピンチこそチャンスに変えられるか否かがエースパイロットに試されるのだ。
◎バレルロール → 横転(ロール)と機首上げ(ピッチアップ)を同時に行うもので、銃身(バレル)の内壁をなぞるように螺旋を描きながら飛行する。進行方向と高度は変わらず位置だけが左右にずれるので、簡単に言うと飛行機の側転にあたる。また、後ろにつかれたときに使うと弾の被弾率を抑えることができる。まあ文章は軽く流して図を見よう。
要は相手のエイムをずらしつつ、くるくるすることで減速し、相手をオーバーシュートさせるもの。オーバーシュートってなに?説明しよう
オーバーシュートとは、格闘戦において、敵戦闘機の後ろを取り、絶対的攻勢にありながら敵機を追い越してしまうこと。オーバーシュートしてしまうと、自らの後ろを取られてしまうため、一気に攻守が入れ替わってしまう。逆に防御側は相手機をオーバーシュートさせることに成功すれば、形勢を逆転させて優位に立つことができる。
◎ブレイク → 敵機を振り切るための急旋回。名前だけかっこいいがただの急旋回である。このゲームに有用性は見いだせない
◎シザーズ → シザーズは上のブレイクを応用したもので、左右に切り返しながら減速し、オーバーシュートを狙うものだ。要は我慢比べ
◎ヴァーティカルローリングシザース → なんだか頭の悪そうな名前である。上記のシザーズとバレルロールを垂直の上昇中や降下中にするものだ。これされると「ほんとに必死なんだな」と命乞いに近いものを感じる。
次は機動戦術だ。と言ってもこれは分隊単位で遊ぶときに限る上にあくまでも理論値の話なのでもうほんとに流していい。なので超適当に解説
ロッテ戦術 → 戦闘機2機が相互に補い合い、ハンデとなる単機戦闘を避け、相互支援することによって敵機を撃墜・撃破することを目的とした戦術。要はケツの拭き合い
一撃離脱 → 主に重戦闘機などの高速・高火力・低旋回性能の機体が旋回性能で劣る敵機に対して高高度から急降下しつつ攻撃を加えそのまま離脱する戦術。重戦闘機の項目や機体別個別記事で詳しく説明しよう
。。。ぐらいしかBFで使える実用的なやつはないのでおしまい。
格闘戦は上記のテクニックをその状況に応じて駆使する自己判断能力が問われるため、こうされたらこうしろ、なんて規則や公式はない。経験がモノを言うので、たくさん飛び、たくさん落とされ、たくさん落として経験を積んでいこう。
特に初動のヘッドオン(正面からの真っ向勝負のこと)の際の立ち回りなんて感覚と経験しか頼れるものがない。
多くの初心者が悩むであろう「敵航空機に後ろを取られた時に対処方法」について軽く記事をまとめたので、ぜひそちらも読んでほしい。
次は多くの初心者戦闘機が苦しむ対爆撃戦闘について始めよう。
〔対爆撃機戦闘〕
さあ新人パイロットは機動力で劣る爆撃機の後ろにつく。しめしめ、戦闘機の圧倒的無慈悲な火力でスクラップにしてやるろうじゃないか。。。あれ?一瞬で爆撃機の後部銃座に溶かされてしまったではないか!
そう、戦闘機同士の格闘戦と違い、爆撃機は後方火力が一番強い
専門技能次第では戦闘機の初期の機銃ほど火力が出る。つまり低位耐久値高火力の戦闘機は高耐久値中火力の爆撃機の後部機銃にはダメージレースでは勝てない。つまり爆撃機の後ろにぴったりとくっついて後部機銃と撃ち合ってもまず勝てないのだ。
爆撃機の個別記事で詳しく書くつもりだが、まず爆撃機には2番席に存在する後部機銃と、3番席に存在する腹部機銃がある。ここでそれぞれの陣営の爆撃機の後部機銃のカバー範囲と死角についてみてみよう。
〈対Ju88〉
まずは枢軸国のJu88の後部機銃だ。Ju88は3番席までが専門技能なしですでについている。また専門技能で後部銃座の機銃の威力を高くすることができるので高火力である。しかし射角は狭く死角は多い。図と動画で解説したい。
筆者は機械音痴でこういうのが苦手なのでものすごく適当な図で申し訳ない。上の図が上から見た図で、下の図が横から見た図のつもりだ。たぶんわかりにくいと思うので一応実際の映像も用意した。
図や動画からわかるように、Ju88Aの後部機銃は威力は高いが死角が多い。つまり新人パイロット諸君は死角から攻撃すれば反撃されずに一方的にボコれるのだ。しかし死角といえども爆撃機を追いかけなければそもそも迎撃できない。だけれども追いかけると後部機銃の射程内だ。なので現実的な爆撃機迎撃の手順を提供しよう
①敵爆撃機の後ろにつき、攻撃する。
②敵爆撃機のパイロットが後部座席に移る。(爆撃機の速度が落ちるので視覚的にとてもわかりやすい)
③後部座席に移られた瞬間に自分は高度を上げる(ここ重要)
④自機が死角に入るため、敵爆撃機は操縦席に戻らざるを得なくなる
⑤敵機の後ろに回り込み、①に戻る
これを繰り返せば被弾を抑えつつ敵爆撃機を確実に落とせる。③で高度を上げる理由は、爆撃機にとって真上は何もできない無防備な場所だからだ。逆に爆撃機に乗ってるときにこれをされると本当に何も抵抗できない。素直にキルされて敵パイロットの手腕を褒めるしかない。なお前作のBF1で有効とされた敵爆撃機の腹部(下部)に潜り込む立ち回りは推奨できない。なぜなら3番席の腹部銃座は2番席の後部銃座より威力が高いからだ。(ただし急降下爆撃機であるシュトゥーカや75mm砲を装備したJu88Cは2番席しかないため下腹部に潜り込む作戦は有効だ)
〈対ブレニム〉
次に連合国のブレニムについてだ。なおブレニムはデフォルトでは2番席までしかなく、3番席は専門技能で任意で装備が可能だ。図と動画を見てほしい。
図や動画からわかるように、機銃の火力はやや低めだがカバー範囲が広く死角が少ない。3番席まで装備すれば死角が非常に少なくなる。特に下部銃座も腹部銃座も横は360°回転できるため、非常に厄介である。しかし機体の真上が死角であることは変わらないので、先述した①~⑤の手順でよい。火力はやや控えめなので対Ju88Aに比べれば多少は無理が効くが、3番席の火力が高いのは同じなので下腹部に潜り込むことはご法度だ。(ただし専門技能で3番席を装備してない機体ならむしろ死角なので状況を見極めて立ち回ろう)
逆に爆撃機は敵戦闘機が後部機銃の射角に入るように立ち回ればいい。死角に入った場合は席を移るか操縦席に戻り旋回するなどして戦闘機を死角から追い出そう。慣れてないな戦闘機なら返り討ちにできる。
〈重戦闘機の空対空戦闘〉
重戦闘機は戦闘機を超える高火力をもち、機体によっては戦闘機すら追いつけない高速の双発機だが、旋回性能は戦闘機に劣る。そのため旋回合戦である格闘戦に持ち込まれると不利である。そのため戦闘機とは異なる立ち回りが必要だ。
重戦闘機は直線的な機動が得意である。逆に言えば曲線的な機動は苦手だ。そのため敵戦闘機の後方をついたら旋回合戦に持ち込まれる前に持ち前の火力でねじ伏せる必要がある。そこで有効なのが一撃離脱戦法だ。特にサクソフォン気筒を搭載したモスキートで行う。
撃墜できるか否かの結果に関わらず離脱することが重要だ。戦闘機は曲線的な動きは得意だが直線的な動きは苦手だ。存在に気が付いた戦闘機が旋回してくる前に一直線に離脱すれば状況はリセットされる。
また状況が有利なら格闘戦にちょっかい出すのもあり。味方機の後ろをついてる敵機を狙おう。しかし後ろをつかれたら死を意味するので警戒は怠らないように。
〈対戦車の立ち回り〉
タイガーフォビア(タイガー恐怖症)という単語をご存じだろうか? 史実では第二次世界大戦中のナチス・ドイツの重戦車ティーガーは当時最強と言われ伝説でもあった。最後の虎キャンペーンさながらに連合国戦車を一方的にワンパンし続けるなど無双し放題であった。そのため連合軍兵士にはティーガーの姿を見ただけで逃げ出す兵士が続出したのだ。
今作の戦車も非常に強力であり、ランカー級の戦車を自由にさせると前線が上がらず、文字通り完封されてしまう。特に装甲が硬く高火力な重戦車(ティーガーやチャーチル)などは歩兵などでは到底正面からは勝てない。わたしも航空機の無いマップでティーガーなんかに出会うとそれこそ敵前逃亡案件である。なんとかファウストなんてぶち込んでもびくりともしないのだ。
そんな時に戦車への絶対的アンチとして救いの手を差し伸べるのが爆撃機などの対戦車能力に特化した航空機である。特に爆撃機は絶対に戦車を壊してやるという殺意に満ちた航空機だ。うまく爆弾を直撃させる技術などを身につければ片道でワンパンできるポテンシャルを持つ。
だがここでもう一度強調するが、まずは制空権を取らなければ対戦車爆撃などできない。というよりさせてもらえない。敵の戦闘機が自軍の戦車を守るために何としてでも迎撃しようとすっ飛んでくるからだ。
さて、本題に入る前にまずは対戦車攻撃の基本である索敵だ。今作の多くの航空機は対戦車装備と索敵カメラを両立できない。まあできてしまえば強すぎるから仕方がない。(なおJu88Cとかいうクソエアプ重戦闘機は両立できる模様)なので、目視で自力で認識するか、味方にスポットしてもらうしかない。エース爆撃機への道はまずスポットの無い状態での索敵能力から始まる。教科書的に教えられることはなく、数多く飛んで経験を積むしかない。
わたしが撃つ前に敵の戦車を発見できた人はエース爆撃機の素質がある。
またこれは対歩兵とも関連するので先に解説したいのが爆弾と重量の関係である。現実とは明らかに違うのだが、今作では仕様上爆弾の重量が軽ければ軽いほど着弾時の対歩兵への有効範囲が広く、対ビークルへのダメージは少ない。逆に重ければ重いほど対ビークルダメージが大きくなる代わりに対歩兵への有効範囲が狭くなる。例えば50㎏爆弾は対歩兵ダメージが高い代わりに戦車にはほぼダメージが入らないが、1000㎏爆弾は対戦車は直撃すれば一撃で破壊可能だが、対歩兵も直撃レベルでないと効果的なダメージが入らない。
現在ではおおよそ爆弾の重量と爆風効果範囲は比例する傾向にあるため、基本的には重量の重い爆弾のほうが強いという認識でOK
上の図からわかるように、重量爆弾は火力が着弾地点に集中している一方で小型爆弾は横方向への爆風範囲が広く同時に複数投下することでより広い範囲攻撃が可能だ。なお重量爆弾は上方向への爆風が広く爆撃した際に自爆しやすいので注意。
さて、対戦車攻撃の種類をわたしは便宜的に【緩降下爆撃】【急降下爆撃】【対戦車砲攻撃】【ミサイル攻撃】と分類した。
【緩降下爆撃】
高高度から高度を下げずに爆弾を投下する水平爆撃(対歩兵の項目で後述)と違い、緩降下爆撃とは緩やかに高度を下げつつ爆弾を投下する爆撃様式である。主に爆撃機の対戦車攻撃手段である。具体的に緩降下の定義はないが、60度前後までくると急降下爆撃となるので、それより浅い角度と言えよう。
さてなぜ水平爆撃ではなく、緩降下爆撃がいいのか。それは爆撃機の爆弾の投下方式にある。多くの爆撃機は対戦車爆弾を2~4つほど抱えており、投下のコマンドを押すとそれらを同時ではなく順次に投下する。それがなぜダメなのかは口で説明はめんどくさいし難しいのでまた下手な図を披露しよう。
このような具合に、順次に投下する爆撃機の投下様式だと、緩降下爆撃で角度をつけたほうがそれぞれの爆弾の着弾地点を集約することができる。それは戦車に直撃する爆弾の数を多くすることを意味する。
【急降下爆撃】
急降下爆撃は主にシュトゥーカなどの急降下爆撃機で行う爆撃方法だ。60度以上の角度をつけることにより爆弾を正確に着弾予想地点に落とすことを目的にしている。
急降下爆撃機の投下する爆弾は、投下するというよりは切り離すという表現が近く、まっすぐと予測地点には落ちていかないことがある。そのためなるべく直線的に目標物に当てるためには急降下爆撃が最適なのである。
これは急降下という初心者には恐怖感のぬぐえない挙動をしなければならない上に正確に爆弾を投下しなければいけない。しかもタイミングよく機首を上げなければ地面に墜落してしまうので慣れが必要だ。練習場には急降下爆撃機が用意されているのでぜひ練習してほしい。(サイレンがエロい)
また、特に初期のシュトゥーカは対戦車装備として250㎏爆弾×2を装備しているが、重戦車相手だと直撃でも1個あたり55ダメージほどしか出せない上に、同時に2個投下できずに1個落とすとクールタイムが数秒入る。そのため往復爆撃をする必要がある。(ここで先述したインメルマンターンを使用すると爆撃効率が良くなる)シュトゥーカB1の1000㎏爆弾なら直撃すれば一撃である。
【対戦車砲攻撃】
モスキートやJu88Cなどの重戦闘機には下腹部に対戦車砲を積むことができる。イギリス軍は6ポンド砲、ドイツ軍は75mm砲である。性能的には戦車の主砲のようなもの
対戦車砲撃の要領は、基本的に緩・急降下爆撃と似ている。
要は急降下爆撃の挙動で対戦車砲撃をすればよいのだが、急降下をしながらエイムしつつ砲撃しなければならないためこれも慣れが必要だ。もちろん砲弾の弾道は落下するため偏差が必要となるのだが、急降下爆撃の際は必要な偏差を抑えることができる。なぜなら急降下しているときは機体が地上の敵戦車の方向を向いているからだ。では陣営ごとの対戦車砲を見てみよう。(上の動画のように、当たらないな、仕留めきれないな、という時はいったん離脱しよう。深追いしすぎて地面に激突して死んでしまえば元も子もない)
連合国の6ポンド砲は弾道落下が激しく単発威力が控えめだが、フルオート砲撃ができレートが早い。また専門技能次第では4000lb爆弾と同時に装備できるため、戦車絶対殺すマンとなる
枢軸国の75mm砲は弾道落下がおとなしく単発威力が高いが、レートが遅い。またいかなる専門技能を取得しても爆弾と両立できないため、重戦車4発キルの75mm砲で対戦車をするためには高度を取らなければいけない。また弾道が素直で偏差が安易なので恐ろしい対空兵器にもなる。なんと戦闘機ならワンパンだ。よくこんなぶっ壊れ性能でOKしたよなこの運営は。むしろ私の個人的な意見では対空兵器として使っている。
またシュトゥーカB2で装備できる37㎜ボルトカノーネも似た立ち回りで対戦車攻撃ができるが、あちらはあくまで機関砲なので少し扱いは異なる。
【ミサイル攻撃】
最後にミサイルによる対戦車攻撃である。ミサイルと言ってもハイテクなものではなく無誘導ミサイルである。ここで解説するミサイルは連合国重戦闘機で装備できるRP-3無誘導ミサイル x8のことであり、似たような装備に枢軸国戦闘機で装備できるWFR-GR 21 x2というものがあるが、これは対空・対歩兵装備の「ロケット」なので該当しない。
さてミサイル攻撃はおそらく爆撃や対戦車砲に比べれば遥かに楽だ。ミサイルの弾速は遅いが照準通りにまっすぐと飛び、8発の集弾率も悪くない。ただしあまりに遠距離すぎるとそれぞれのミサイルがあさっての方向に飛んでいく。ちなみに全弾命中で重戦車相手に70ダメージ前後入る。また遠距離から一定ダメージを与えられるため対空戦車に対する有効なカウンターだ。
攻撃方法も簡単だ。コックピット視点での照準で目標戦車をとらえたらミサイルを発射するだけである。
ミサイル+爆弾の対戦車確殺コンボの破壊力と通話メンツが楽しくBFしてる中で黙々と戦車を破壊するわたしのインキャレベルの高さが顕著にわかるだろう。ただし欠点としては移動対象に対してはミサイルの弾速の遅さも相まって当てにくいこと、また近接信管がないので対空には全く使えないため、これを装備することで対空自衛能力が極端に低下してしまうことが挙げられる。
余談だが、対地攻撃の要領で空対空爆撃も可能であるが、実用性は微妙。お遊びで。ただしJu88Aの50㎏爆弾×16は敵航空機の上空でばらまけば16発もあるので案外当たる
そもそもビークルの関係において航空機は戦車に対するアンチであるため、基本的に戦車は不利だ。しかし立ち回りがしっかりしてる戦車ならなかなか破壊することが難しい。
①対戦車爆弾への対策
爆撃機にとってカモな戦車とは静止目標である。いくら対空戦車でもその場にとどまり続けながら撃たれても、そこに爆弾を落とすだけでよくなる。何も怖くない。しかし動き続ける戦車にはなかなか予測が難しく致命的なダメージを与えづらい。もちろん単調な動きではなく、後ろに下がったと思いきや右に急前進したりなどフェイントをかけると高速で飛びつつ照準を定める航空機にとっては非常に厳しいものである。しかも対空戦車ならばフェイントかけつつ攻撃できるのでむしろ状況は有利となる。
対空戦車はとにかく動きながら撃つこと。また射程も理不尽に長いので見えなくなっても偏差打ちしてみよう。
②対戦車砲・ミサイルへの対策
基本的には同じく動き続ければ当たらない。なかなか難しい話ではあるが、降下してくる航空機を確認したら、敵機の進行方向と垂直の角度に動くとよい。つまり航空機から見れば戦車が左右に動く状況だ。ミサイルを積んだ重戦闘機は高速で曲線的な動きが苦手な上に、そもそも航空機の対地攻撃において横偏差はとても難しい。随伴歩兵に敵航空機の動向を報告してくれる人がいれば実現できるかもしれない。
③反撃
偏差打ちに自信がある人は、対空戦車じゃなくとも主砲や徹甲弾等で航空機を狙ってみよう。直撃すればワンパンである。
〈対歩兵の立ち回り〉
あるところに地上兵がいました。彼はいつも通り戦場を駆け巡っていると、突然ものすごい弾幕に晒されます。固定機銃か?MMGか?キルログを見るとそこには意気揚々とした戦闘機の姿が。。。
FPSにおいて高所からの攻撃というものは非常に卑怯で強い。歩兵同士の戦闘でも高所を取ったチームが基本的には撃ち合いに勝つのだ。特に航空機は戦車とは違い、高所から一方的に歩兵を攻撃できる。しばしば歩兵専の兵士が憤慨してSNSや掲示板で愚痴る光景を見かけるが、ビークルが歩兵に強いのは当たり前なことなので「またなんか言ってる」ぐらいで流そう。むしろパイロットや戦車兵は敵兵士を顔真っ赤にさせることは誉れである。(だいたいビークルが嫌いならビークルの無いルールで遊べばいい)
ここでまず大事なこと、航空機の対歩兵は最も優先度の低い仕事だということだ。航空機はキルが目的のビークルではなく、味方の進軍を手助けするビークルである。敵の航空機や戦車をしっかりつぶした後に、自分へのご褒美としてキル稼ぎにはしれるのだ。そもそも制空権すら確保できてない状況で対歩兵などする余裕を敵は与えてくれないはずだ。
さて対歩兵攻撃の手段なのだが、実は先ほどの対戦車の項目でほとんど説明は終わってしまった。対戦車の立ち回りで解説した攻撃方法を歩兵に向かってすればいいだけだ。
先述した通り、対歩兵攻撃で有効なのは軽量の50㎏爆弾や40lb爆弾、250lb爆弾などだ。もちろん対戦車に有効な重量の爆弾も直撃レベルであれば歩兵も確殺が入るが、判定は狭い。
ここで重要になるのがマップ構造の把握と歩兵の動きである。多くのマップでは回遊魚の群れが固まりやすい場所や通路がある。これも経験がモノを言うので歩兵としてプレーして研究するか爆撃しまくって覚えるしかない。
〈機銃掃射〉
戦闘機や重戦闘機の機銃で歩兵に対する機銃掃射は制圧効果もあり有効だ。対歩兵の機銃掃射のコツは、なるべく浅い角度から速度を落としつつコックピット視点でズームしながら射撃することだ
現在は対空砲の強化やフリーガーファウストの実装で、下記の動画のように高高度から行う必要が出てきた。初心者のうちは無理に機銃掃射でキルをねらわなくてもいいだろう。また、突撃兵のアイコンがスポットされているときは、フリーガーファウストで反撃されてしまう危険があるので、無理に深追いせずに一度離脱したほうがよい(下記動画1:45あたり)
また機体別の記事で詳しく説明するのだが、戦闘機等の機銃にも種類があり、威力や弾道が違う、今は威力は低いが当てやすく弾道が素直な軽機関銃と威力は高いが弾道落下や反動が激しく当てにくい重機関銃があると覚えておこう。対歩兵の爆弾と併用するといいだろう。
また一部の機銃には榴弾兵装があり、スプラッシュダメージがあるため直接歩兵に当てられなくても爆風で倒せるものもある。
〈対空砲処理〉
そもそも今作の対空砲はとても強い。あくまで固定兵器のくせに威力も申し分ない上に射程が理不尽に長い。信管もガバガバなので意味わからない距離から対空砲ぶつけられて「は?」と経験のあるパイロットでも思うことは珍しくない。
さて、このような対空砲は固定兵器であるため装甲はないので対歩兵装備で返り討ちにできる。言うまでもないが対空砲は航空機に対して非常に強く、正面からでは対地に特化した爆撃機でもない限りまず勝てない。そのため工夫した立ち回りが必要となる。パターンとしては
①爆撃で壊す
→耐久値がありそもそもが対空砲へのアンチである爆撃機が得意とする。戦闘機や重戦闘機、急降下爆撃機の多くは対空砲に対して融通が利きにくいため爆撃機は優先して空砲を破壊しよう。また戦闘機でもフェイントをかけるなどしてうまく急降下爆撃をしてみよう。
②機銃掃射で対空砲に乗る兵士を排除する
→先述の通り身を守る装甲がないため、エイムに自信がある人は機銃で処理しよう。37㎜やミーネンゲショスなどはスプラッシュダメージがあるため精密なエイムがいらないため楽かもしれない。
③ミサイルやロケットで安全圏から壊す
→現状これが最も楽な多対空砲処理であろう。ミサイルを装備した重戦闘機はもちろん、ドイツ戦闘機でもロケットにより安全圏から対空砲を壊すことができる。ここまでの流れでミサイルやロケット強くね?となりそうだがミサイルは装備すること自体に欠点があるので機種別の記事で詳しく解説しよう。ロケットは強すぎる
④無視する
→明らかに敵拠点奥などで「うるさいだけ」の対空砲ならいっそのこと無視するのもありだ。
ただし現在は対空砲が超強化されており、初心者のうちは無理に対空砲に立ち向かう必要はない。
〈歩兵側の対策〉
とはいえ歩兵で空を眺める人などあまりいないだろう。しかし航空機はエンジン音である程度は接近を予測できる。まず、現環境のくそ雑魚爆撃機にキルされて文句言ってる人に言いたいのだが
回遊するな。意味なく固まるな。
これに尽きる。大抵の爆撃機などは爆撃する際に敵歩兵の集団を狙う。つまり回遊の群れを標的にする。わたしはこれを「回遊警察」と呼んでいる。ブレークスルーなどは話が変わってくるが、コンクエストなどで大量に爆撃機のキルログが出ているときは回遊が発生してるケースが多い。
上の動画を見て歩兵の立ち回りをがわかる人なら一目瞭然だが、明らかに歩兵が意味もなく固まっていることがわかる。爆撃機の性能云々以前の問題である。経験上、回遊警察した際に流れるキルログはだいたい同じプレイヤーなので、つまり歩兵側に問題がある。なので歩兵側の対策としては回遊の群れから遠ざかることだ。
また、ピンポイントで機銃掃射を仕掛けてくる戦闘機に対しては、先述した通り敵航空機の進行方向と垂直に回避することで大体のケースではデスを免れることができる。コックピット視線で機銃掃射やミサイルを撃つ際、左右に動く標的に対して高速で動く航空機にとっては偏差が難しい。そのためもし機銃掃射やミサイル爆撃を試みる航空機が見えたらぜひ実践してみてほしい。致死率が下がるはずだ。
もちろん、対空砲に乗るという強力な手段で反撃もできる。また、突撃兵でパンツァーファウストを狙うもよし、MMGで粘着するもよし、対戦車ライフルでぺちぺちするもよし、スナイパーライフルでパイロット抜くもよしでいろんな地味な嫌がらせもできなくはない。
・各航空機解説
連合国一覧
イギリス
・戦闘機
・重戦闘機
・爆撃機
s0wh4t.hatenablog.com
・対空戦車
アメリカ
・戦闘機
枢軸国一覧
ドイツ
・戦闘機
・重戦闘機
・急降下爆撃機
・爆撃機
・対空戦車
日本
・戦闘機
その他
Ju88 C
Ju88 C
全航空機最強の対空火力、見た目にそぐわぬ旋回性能、最低限の対地能力と防衛火器を備えた万能機ともいえる重戦闘機だ。Ju88Cは多岐にわたり活躍できるだろう。
専門技能次第でだいぶ性格も変わってくる。まずは後部機銃について
図も動画もJu88Aのものだが、Ju88Cも性能や射角は同じだ。重戦闘機としての旋回性能をもちつつ高火力の防衛火器をもつのは本機の長所と言える。
◎専門技能編
初期装備
メイン 7.92mm機関銃
サブ なし
装備1 緊急修理
装備2 250㎏爆弾×2
旋回性能は爆撃機より高いものの、重戦闘機としては対空火力は低い。軽爆撃機として250㎏爆弾で歩兵や対空砲、輸送車両などを破壊しよう。
パターン① おすすめ
レーダーを装備し、151/20㎜腹部マウントと乗員用機関銃アップグレードで対空火力を強化する重戦闘機らしい専門技能ツリー。
ランク3の乗員用機関銃アップグレード
2、3番席の後部機銃を重機関銃にアップグレードすることで防衛火力が増す技能。慣れない戦闘機であれば撃墜することができる。なお重戦闘機である本機は旋回性能が高いとはいえ戦闘機には旋回戦では勝てないので後部機銃を多用する。詳しくは立ち回り編で。
ランク4の151/20㎜腹部マウント
機体腹部に20㎜機関砲を4門も搭載する。その火力は尋常ではなく
現環境で最強の火力である。
拡散も大きく弾道落下もなくはないのだが、いかんせんレートも高くそこまで当てにくいとは感じないため、ブレニムやモスキートなどの的の大きな機体は反撃の機会すら与えず一方的に撃墜できる。
こいつがいる空では敵チームの爆撃機や重戦闘機は飛ぶことを許されないと考えていい。また1発60ダメージを4発同時に掃射するため対歩兵もかなり強い。ユニバーサルキャリアなどの軽量装甲車も一瞬で破壊できる。まさに火力馬鹿である。
ちなみに似たような技能にモスキートのイスパノ20㎜×4があげられるが、イスパノ20㎜×4のほうが拡散が小さい代わりに151/20㎜腹部マウントのほうがレートが早いので瞬間火力はJu88Cのほうが上である。
パターン②
索敵カメラで敵戦車の位置を暴き、75mm腹部砲で攻撃できるツリーだ。対戦車や対空が強いが自衛能力は落ちる。
ランク1のMG151/20㎜
メインを151/20㎜1門に交換する。単発威力は7.92mm機関銃よりは高くなるのだが、弾道落下がややあり当てにくい上に1門しかないのでややマシになる程度。しかもコックピット視点で射撃するとマズルフラッシュがまぶしく標的を見失いやすい・・・。だがこいつの強みはそれ自体の性能ではなく装備してること自体であるので、詳しくは後述の75mm腹部砲の欄で解説する。
ランク3の索敵カメラ
うまく使えばマップ全体がスポットできるカメラ。機体下部のカメラ視点に切り替わり、5回もシャッターを切れるスポットスコアもそこそこ入るので分隊スコア稼ぎ要員としても優秀。また、敵の設置した出撃ビーコンや地雷までスポットするので裏取り処理に苦しむ分隊員や、地雷にハラハラしてる戦車兵の救世主になれるかもしれない。また対戦車装備をもちながらスポットできるというのは、よくよく考えるとなかなか狂った強さだ。
ランク4の75mm腹部砲
75mm砲は弾道落下がおとなしく単発威力が高いが、レートが遅い。またいかなる専門技能を取得しても爆弾と両立できないため、重戦車4発キルの75mm砲で対戦車をするためには高度を取らなければいけない。
索敵カメラで戦車をスポットし、急降下しつつ砲撃しよう。
また弾道が素直で偏差が安易なので恐ろしい対空兵器にもなる。なんと戦闘機ならワンパンだ。よくこんなぶっ壊れ性能でOKしたよなこの運営は。むしろ私の個人的な意見では対空兵器として使っている。
なおあまり知られていないのだが、メインで装備することとなるMG151/20㎜1門の偏差と75mm砲の偏差が一定距離までほぼ同じなので、先に20㎜を撃って偏差のめどをつけてから75mm砲に切り替えると当てやすいかもしれない
また欠点としてこれを装備すると3番席が消失する。自衛力が大きく下がるので注意だ。
ランク4の蝶々爆弾
大量の対人地雷を散布する非人道的な装備。歩兵の群れにばら撒いてやろう。
ばらけるので照準は気にせずなんとなくでよい。ユニークな技能だがせっかく旋回性能のよいJu88Cで対空・対戦車手段を捨ててまで選ぶ価値は見出しにくい。また、地雷投下のように散布中に対空砲火を浴びると空中で誘爆され、自爆するので使い勝手がいいとも思えず、対歩兵がしたいのなら素直にJu88Aの50㎏爆弾×16のほうが良い。
◎立ち回り編
本機は重戦闘機としての高火力と旋回性能を持ちつつ爆撃機としての装甲と防衛火器を持つ非常にタフな航空機だ。ただし同じ重戦闘機であるモスキートと比較すると最高速度は爆撃機並に遅いため、一撃離脱戦法などには向かない。そのため戦闘機との戦闘では基本は不意打ちで先手を打ち、仕留めきれなくても格闘戦に持ち込みつつ後ろを取られれば強化した後部機銃で応戦する立ち回りが良い。
ただし言うまでもないが後部機銃に張り付くような不慣れな戦闘機相手などではない限り戦闘機に後ろを取られたらまず厳しい。高火力を活かして不意打ちで瞬殺を心がけよう。
もちろん250㎏爆弾×2を保持しているので対空砲を処理し、戦車に嫌がらせをしよう。
◎欠点解説
いくら高火力と防衛火器があるとはいえ旋回性能や機動性では大きく劣るため戦闘機との格闘戦では大きく不利だ。また被弾面積も爆撃機並に大きいので耐久値は過信できない。
◎総評
最強火力を持ち防衛火器も豊富で空中要塞と化すが、戦闘機相手にはスペック不利何は変わりない。必ず先手を打つ立ち回りを心がければ間違いなく制空権を掌握できるだろう。
Ju88 A
Ju88 A
全航空機最強の対地火力をもつ。歩兵を絨毯爆撃で吹き飛ばし、戦車をも火力でスクラップにするおそろしい爆撃機、それがJu88 Aだ。
現在は大きく弱体化され対策されるとすぐに死ぬが、それでも自由にさせるとやばい爆撃火力を誇ることは変わらない。
まずは後部機銃について解説しよう。
Ju88は3番席までが専門技能なしですでについている。また専門技能で後部銃座の機銃の威力を高くすることができるので高火力である。しかし射角は狭く死角は多い。慣れない戦闘機が相手であれば高火力で迎撃できるだろう。死角に入られないように立ち回ろう。
◎専門技能編
初期装備
メイン 7.92mm機関銃
サブ 250㎏爆弾×4(ゲーム内表記ではバグで×8となっている)
装備1 緊急修理
装備2 なし
初期の250㎏爆弾×4もしっかり当てれば戦車を片道で破壊できる。敵の戦車や歩兵を吹き飛ばそう。
パターン① おすすめ
対歩兵火力と対空自衛力を高める専門技能ツリーだ。もちろん対戦車も強力。
ランク1の50㎏爆弾×16
16という数字が狂気を物語る。対歩兵用の軽量爆弾を16発もばらばらと投下する。まさに絨毯爆撃だ。多くの爆弾は水平爆撃には向かないのだが、この技能に関しては水平爆撃のほうが強い。なぜならなるべく広範囲を範囲攻撃したいからだ。
敵歩兵の集団を見つけたらばらばらと絨毯爆撃をしよう。ちなみに弱体化前のJu88Aは50㎏爆弾をなんと32発も投下できた。よくさいころはあれでOK出したものだ。
もちろん緩降下爆撃などで着弾範囲を範囲を狭めることで軽装甲の輸送車両程度なら破壊も可能だ。
また16発もばらまくため、数撃ちゃ当たる感覚で空対空爆撃も実用的で強い。追い越すときやすれ違い様にお見舞いしてやろう。
ランク3の乗員用機関銃アップグレード
2、3番席の後部機銃を重機関銃にアップグレードすることで防衛火力が増す技能。慣れない戦闘機であれば撃墜することができる。
ランク4の500㎏爆弾×4
え?4つも? 対戦車重量爆弾を4つ搭載する技能。2発直撃で重戦車でも壊せるのになんとそれを4発も積むので、理論上片道で重戦車を2輌破壊できる非常に強力な専門技能だ。
4発あるとはいえ順次投下形式なので水平爆撃だとばらけて効果的にダメージが入らない。うまく着弾範囲を狭めよう。
パターン②
ナイトロでと急降下ブレーキを駆使して対戦車を狙う専門技能ツリー。総合対戦車火力はパターン①より高い。
ランク2のナイトロ
一時的にエンジンパワーを増大させることで航空機の速度が上がる技能だ。詳しい説明はめんどくさいので一言で言えば旋回性能が上がる。もちろん対空砲火から逃げる際など直線的な機動の際にも使える。
ランク4の1000㎏爆弾
大きな爆発半径を持つ(大嘘)対戦車大型爆弾を装備する。今作の重量爆弾の仕様上対歩兵には直撃レベルでないと有効でないものの、対戦車においては直撃させればワンパンである。ただし対戦車も直撃でないと一気にダメージが落ち、爆風だと40ダメージ近くしか出ない。しっかりと正確に当てる急降下爆撃の技術が求められる。上方向への爆風が大きいため自爆に注意。急降下ブレーキを装備しているのでシュトゥーカのような急降下爆撃を心がけよう。
パターン③
ヴァッフェンベヘルターを駆使した対空、対歩兵特化のツリー。ただし癖が強いため扱いが難しい。素直にJu88Cでいい
ランク4のヴァッフェンベヘルター
機体下腹部についている6門ガンポッドで地上に向けて怒涛の機銃掃射を行う。制圧力は高いが、下腹部の専用照準を使用するため狙いにくく、スプラッシュダメージなどはないためなかなか当てにくい。だが対空火力はすさまじく、爆撃機なども瞬殺してしまう。立ち回りに工夫が必要だが使いこなせればなかなかの対空能力を誇る。のだがJu88Cのほうがもっと使い勝手もよく火力があるので積極的に使う意味は見いだせない。
◎立ち回り編
基本的に爆撃機らしく立ち回ればいい。本編記事で解説済みだ。もちろん味方戦闘機が敵戦闘機と戦っているときは積極的に援護しに行こう。
◎欠点解説
爆撃機として言うまでもなく、重戦闘機の前では無力で、戦闘機との制空権争いでは極端に不利である。制空権を取られているときは素直に戦闘機に乗ろう。またパターン③は爆撃機なのに対戦車能力が貧弱だ。
◎総評
対地攻撃能力でこの機体の右に出る航空機はいない。敵戦車や歩兵を蹂躙しよう。ただし重戦闘機や戦闘機には無力だ。
シュトゥーカ B-2
シュトゥーカ B-2
その機関砲の放つ独特の射撃音は敵戦車や爆撃機を恐怖に陥れる。陸空問わず対ビークル戦闘のエキスパートとなり得るのがシュトゥーカ B-2だ。
対空・対戦車を強化するか、対歩兵を強化するかで変わってくる。
◎専門技能編
初期装備
メイン 7.92mm機関銃×2
サブ なし
装備1 緊急修理
装備2 250㎏爆弾×2
対歩兵・対戦車双方に有効な250㎏爆弾で急降下爆撃をしよう。メインの機銃は威力が低いので空対空戦闘は向かない。
初期装備の250㎏爆弾×2だが、重戦車相手だと直撃でも1個あたり55ダメージほどしか出せない上に、同時に2個投下できずに1個落とすとクールタイムが数秒入る。そのため往復爆撃をする必要がある。逆に言えば初期装備でも十分な対戦車能力がある。
※初心者がレベル上げする際は左側のツリーを進めていこう。理由は地雷投下の項目で説明する。
パターン① おすすめ
対戦車能力と対空能力を強化した専門技能ツリーだ。
ランク3の地雷投下
5つの地雷を投下する技能。もちろん敵戦車の上空にバラまいてもいいが、敵拠点の戦車補給所や重要ルートに仕掛けてもよい。ただし味方戦車のそばにまけば誘爆して味方を殺すことにもなりかけない上に、投下中に対空砲火をくらうと地雷が空中で爆発して自爆してしまうので扱いには注意。なおリロード時間は爆弾等より長い。これと後述の機関砲を組み合わせた立ち回りについては立ち回り編で。
また注意事項としてランク上げの際に地雷投下をとると、爆弾を外す上に対地手段が地雷しかなくなるためスコア稼ぎがつらくなる。威力の低い7.92mm機関銃と受動的な地雷でしかスコアを稼げなくなるからだ。
ランク4の37㎜ボルトカノーネ
航空機や軽量装甲車に絶大な威力を誇る37㎜機関砲。とくに対航空機の威力はすさまじく、爆撃機ですら4~5発キルという頭おかしい性能だ。反撃の余裕すら与えない理不尽ともいえる強さだ。本機の旋回性能が悪いため難しいが、戦闘機に対してもかすっただけで大ダメージが入るため不意打ちや味方機の援護でも十分使える。8発ほどでオ-バーヒートする上にレートや弾速は遅いものの、割と素直に飛んでいく上に単発威力もすさまじいのでさほど気にならない。
また、輸送車両程度であればオーバーヒートまえに破壊できてしまう上に、対空砲なども装甲同部のダメージ軽減も相まってしっかり狙えば破壊できる。
対戦車に関してはあくまで機関砲であるため大ダメージとまではいかない。ただし爆弾等と違って補給所さえ通れば即補給されるため、継続火力は爆撃機より出る(まあ爆撃機でワンパンしたほうが早いが)
また対歩兵も有効ではあるが、スプラッシュダメージが大幅に弱体化されたため普通の機銃並みに直撃を狙わなければ有効なダメージがでない。
パターン②
対歩兵能力と対空自衛力を高める専門技能ツリー。ただし索敵カメラ以外Ju88Aに見劣りするので偵察任務をこなすことが前提だ。
ランク2の50㎏爆弾×4
対歩兵向けの爆弾を4つ装備する。BF 109 G-2の50㎏爆弾技能より搭載量が多く、爆撃照準もあるため当てやすい。また4つ投下するので有効範囲も広くなかなかの制圧力もある。
ランク3の乗員用機関銃アップグレード
2番席の後部機銃を重機関銃にアップグレードすることで火力が増す技能。そもそも射角に入る敵戦闘機が悪いレベルで射角が狭くあまり融通が利かない後部機銃であるが、慣れない戦闘機であれば撃墜することができる。
ランク4の索敵カメラ
うまく使えばマップ全体がスポットできるカメラ。機体下部のカメラ視点に切り替わり、5回もシャッターを切れるスポットスコアもそこそこ入るので分隊スコア稼ぎ要員としても優秀。また、敵の設置した出撃ビーコンや地雷までスポットするので裏取り処理に苦しむ分隊員や、地雷にハラハラしてる戦車兵の救世主になれるかもしれない。
番外編
なんと武装が威力の低い7.92mm機関銃しかないという罰ゲームツリー。索敵カメラはあるためスコアは稼げるものの、対歩兵も1発17ダメージしかない機関銃で掃射するしかないというただの偵察機である。ちなみにわたしはこれで対歩兵機銃掃射の練習をした。
しかもサイレンが鳴らなくなるのでロマンがない
なのでよほどの理由がない限り味方にも迷惑となるので推奨はできない。
◎立ち回り編
37㎜ボルトカノーネと地雷投下を併用した立ち回りは本機にしかない特徴と言えよう。まずは上空を通過しつつ地雷を投下し、それから往復攻撃を繰り返して機関砲でちょくちょくダメージを与えていこう。焦った戦車が地雷を踏みぬくことを狙う。
とくに補給所近くに居座る戦車に有効だ。最初に補給所方面に地雷を巻いてしまえばよい。もちろん地雷は戦車の機銃などで処理できるため、熟練の戦車兵には通用しないこともある。なお対空砲火を浴びると投下直後の地雷を誘爆されて自爆してしまうため対空戦車にも通用しない。
◎欠点解説
37㎜ボルトカノーネは対空と対戦車を両立できるが、逆に言えば急降下爆撃機としては戦車決定力に欠けることは留意しなければいけない。またいくら機関砲が対空火力が高いとは言え、そもそもシュトゥーカの機動力が低いので戦闘機との空対空戦闘が不利なことには変わりない。
◎総評
対空と対戦車の両方をこなす二刀流の急降下爆撃機だ。うまく使いこなせば空と地上の両方を制圧できるが、立ち回りをミスれば中途半端で終わってしまう。玄人向きだが奥が深い航空機と言えよう。
シュトゥーカ B-1
シュトゥーカ B-1
けたたましく鳴り響くサイレン。その音を聞き終わった兵士とは、吹き飛ばされた友軍を目の当たりにした兵士か、死んだ兵士である。生粋の急降下爆撃機であるシュトゥーカ B-1は強さとロマンを掛け合わせた航空機だ。
対地を強化するか対空にも対応できるようにするかでツリーが変わってくる。
◎専門技能編
初期装備
メイン 7.92mm機関銃×2
サブ なし
装備1 緊急修理
装備2 250㎏爆弾×2
対歩兵・対戦車双方に有効な250㎏爆弾で急降下爆撃をしよう。メインの機銃は威力が低いので空対空戦闘は向かない。
初期装備の250㎏爆弾×2だが、重戦車相手だと直撃でも1個あたり55ダメージほどしか出せない上に、同時に2個投下できずに1個落とすとクールタイムが数秒入る。そのため往復爆撃をする必要がある。逆に言えば初期装備でも十分な対戦車能力がある。
パターン① おすすめ
対歩兵爆弾を追加し、急降下ブレーキで急降下爆撃を遂行しやすくする専門技能ツリーだ。ランク4の技能は好みによる。
ランク2の50㎏爆弾×4
対歩兵向けの爆弾を4つ装備する。BF 109 G-2の50㎏爆弾技能より搭載量が多く、爆撃照準もあるため当てやすい。また4つ投下するので有効範囲も広くなかなかの制圧力もある。対ビークルダメージは頼りないが、250㎏爆弾や1000㎏爆弾と同時に落とせば気休め程度に総合対戦車火力を増させることができる。
ランク4の1000㎏爆弾
大きな爆発半径を持つ(大嘘)対戦車大型爆弾を装備する。今作の重量爆弾の仕様上対歩兵には直撃レベルでないと有効でないものの、対戦車においては直撃させればワンパンである。
ただし対戦車も直撃でないと一気にダメージが落ち、爆風だと40ダメージ近くしか出ない。しっかりと正確に当てる急降下爆撃の技術が求められる。上方向への爆風が大きいため自爆に注意。
なお、これと入れ替えることになる250㎏爆弾×2は往復爆撃しなければ戦車を破壊できないものの、1000㎏爆弾ほど直撃判定がシビアではなく、対歩兵にもある程度融通が利くため、1000㎏爆弾に魅力を感じない場合は後述の乗員用機関銃アップグレードを選択して自衛力を高めてもよい。
ランク4の乗員用機関銃アップグレード
2番席の後部機銃を重機関銃にアップグレードすることで火力が増す技能。そもそも射角に入る敵戦闘機が悪いレベルで射角が狭くあまり融通が利かない後部機銃であるが、慣れない戦闘機であれば撃墜することができる。
ただし立ち回りを把握してる熟練パイロットはそもそも後部機銃の射角に入らない立ち回りをするのでなすすべなく撃墜されてしまう。またスピットファイアVAやモスキートなどの高火力でごり押されることも。
パターン②
対歩兵・対戦車もこなしつつ爆撃機等を迎撃し、いざ危機が迫れば高高度パッケージとナイトロで防衛機動ができる専門技能ツリー。と言えば響きがいいがどれも中途半端である
ランク1の高高度パッケージ
この専門技能を装備すれば普通より100mほど高くを失速できずに飛行できる。「高く飛んで意味あるの?」と思われそうだが、後方から敵機に追いかけられた際に敵機より100m高度を上げることで、深追いした敵機を失速させた上でオーバーシュートさせることができる。
ランク3のナイトロ
一時的にエンジンパワーを増大させることで航空機の速度が上がる技能だ。詳しい説明はめんどくさいので一言で言えば旋回性能が上がる。もちろん対空砲火から逃げる際など直線的な機動の際にも使える。なお先述した高高度パッケージと併用したつり上げ戦術も可能であるが、この機体でする意味と余裕があるかどうかは微妙。
ランク4の151/20㎜×2
要はBF 109 G-2の20mm砲と同じものを装備する。弾速が遅く弾道落下が激しいが単発威力が高いので爆撃機の迎撃に向いている。戦闘機より耐久値があるため爆撃機の後部機銃との火力レースにも勝てる(苦し紛れ)
◎立ち回り編
基本的に本編記事で紹介した急降下爆撃の立ち回りでよい。
対空火力が弱いとはいえ何もできないわけではないので積極的に味方戦闘機の援護にいこう。数的不利を悟らせるだけでも十分に牽制効果がある。
◎欠点解説
戦闘機ほどの対空能力はなく、爆撃機ほどの爆撃火力はないため、うまく立ち回れないと中途半端で終わってしまう。しっかりと急降下爆撃を習得しよう。またサイレンがうるさく常に位置バレをするリスクもある
◎総括
ロマン満載のスツーカだが、活躍できるか否かはパイロットの腕次第なので玄人向けの航空機だろう。しかしその壁を乗り越えた先には対地攻撃の鬼と化すだろう。